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 プロ野球楽天球団副会長の星野仙一さんが4日、膵臓癌で亡くなっていたことが球団から発表されました。
 星野さんは中日のエースとして活躍し、引退後は中日、阪神、楽天の監督を歴任して4度のリーグ優勝も果たしました。

 私はニュースZEROで星野さんと仕事をご一緒させて頂きましたが、初めて控え室で打ち合わせをした事を今でもハッキリと覚えています。

 野球界の大物と言う事もあり、打ち合わせには番組担当のCPを始めスポーツ局のCPから担当のディレクターまで大勢が顔を出し、かしこまり、ピリピリした空気が満ちていました。
 私はと言えば、スポーツとは縁が無く一人のコメンテーターとしてしか見ていなかったので、扱うネタのコメントに関してもズケズケと意見を言うのでスポーツ局のCPなどはハラハラしていたと後で語っていた事を覚えています。

 私の星野さん評は打ち合わせをする前と後では180度変化しました。

 最初、私は彼がただ野球の事に詳しくて、世の中の不条理に対しては筋を通す頑固一徹の、言わば「巨人の星」の主人公の父・一徹のように見ていたのです。
 ところが、驚いたことに星野さんは私以上に世の中の出来事に関心を持ち、政治や経済に関しても詳しい知識を持ち、私には真似が出来ない直接のパイプを持っている人でした。

 更に彼の凄いところはテレビ局が求める<星野キャラ>というのを自身で充分認識しており、頑固なコメントが欲しいネタに関してはキャラクター通りに厳しい発言をし、微妙なネタに関してはキチンと空気を読んで繊細なコメントを語ったのです。

 当然ですが、私の想像していた星野仙一像はそれ以来全く変わりました。

 大きな体で、カリスマがあり、人なつこい笑顔を浮かべながらも時には厳しい素顔をのぞかせていた星野仙一さん。まだまだ活躍して欲しかったです。

 心から哀悼の誠を捧げます。