イメージ 1

 今日の午後3時、韓国の朴槿恵大統領の弾劾訴追案が採決されるそうです。
 4時過ぎには結果が出る様で、ほぼ弾劾案が可決される見通しです。

 それにしても朴さんが大統領になって以降、本ブログでもかなりの回数記事にしてきました。

 彼女が初めてアメリカ訪問をした際、彼女の報道官が韓国大使館のインターンだった若い女性に性暴力を働こうとした問題を起こし、そのまま韓国に逃げ帰った事。
 慰安婦問題に絡み何度も反日的な言動をとり、自身の父親が日本と親しかった過去の歴史を払拭しようとした事。
 中国に近づき、同盟関係にあるにも関わらず反日イベントに参加し、<反日カード>を切り続けた事。
 セウオル号事故の悲劇の際に、初動から全てに渡って動きが遅く、しかもセウオル号が事故を起こす引き金になった行政の怠慢ぶりの事。
 そして今回のチエ・スンシル女史との癒着から様々な不祥事が発覚した事に至るまで、実に多くの字数を費やしてきました。

 思えば、韓国という国と日本が如何に近い関係にあるかと言う事の裏返しであったんだろうと思うのです。

 旅行一つをとっても、最も近い外国であり、しかも歴史的にも文化的にも多くの共通点を持ち昔から頻繁に行き来してきました。
 パク大統領以前は領土問題にしても、慰安婦問題にしても、今ほど激しいやりとりは無かったのに、彼女が国内の支持率を維持するために<日本>を道具に使ってしまったため、どれほど大きな影響を日韓双方に与えたか。

 改めて彼女の罪の大きさを思います。

 ところで。
 昨日は日本が真珠湾攻撃を行った12月8日であり、75回目の記念式典がハワイで行われました。放送された現地からの映像を見ると、元兵士達の言葉で印象的なものがあります。
 それは、<謝罪はいらない>というものでした。
 26日に安倍総理はハワイを訪れ真珠湾で慰霊行事に参加する訳ですが、日本の国と国民を代表する安倍総理大臣が訪問する事は概ね歓迎されており、しかも謝罪をしなくとも強固な同盟国として慰霊をするだけで十分だという言葉です。

 一方、韓国はと言えば今も「慰安婦問題」を引きずりながら<謝罪しろ!>という言葉を日本に対して叫び続けている人が多くいます。
 その原因は北朝鮮の影響下にある「挺対協」という“日韓不和化"を意図して行動する団体の存在と、そうした者達に勢いを与えてしまった朴槿恵大統領の存在があります。

 戦後71年。
 真珠湾攻撃から75年。

 今日、広島・ナガサキの原爆投下という非人道的な犯罪行為をアメリカに向かって謝罪しろと叫ぶ日本人はほとんどいません。
 むしろ自分たちに大きな不幸をもたらした原爆投下の責任よりも、戦争を行わない事が悲劇を生み出さない最良の道であると学び、憲法を維持し、教育をしてきたのです。

 日本、アメリカ、韓国の3ヵ国を見ると、肌の色の違いよりも文化の違いや国民性の違いと共通点が大きく異なる事に改めて気づきます。

 韓国には多くのキリスト教徒と仏教徒がいますが、彼等は他国のキリスト教徒や仏教徒に比べればかなり大きな怒りを表現しますし、実際に他人との関係において攻撃的な行動に出る事が多いように感じます。

 <赦し>と<謝罪>。

 ここ数日、この二つの言葉が日本を挟んで朝鮮半島とハワイから大きく聞こえてきました。
 そして現在の日本こそがこの二つの言葉の意味を改めてジックリと考え、胸に留め、相手に対応すべきという啓示なのかもしれないと考えます。

 何故ならば、今日以降、朝鮮半島は益々混沌となるでしょう。
 オバマ大統領を引き継ぐトランプ氏の価値観や本音はまだ見えてきていません。
 来年はヨーロッパ各国でも移民問題が大きく取り上げられ、国内世論の分断が際立ち、混乱の時代が始まろうとしています。

 最も近い国である日本と韓国。

 今こそ心からの<謝罪>と<赦し>を両国民が理解し合わなければ、中国やロシア、アメリカなど列強に取り囲まれている小国は未来の希望を明日に繋ぐ事が出来なくなるのではないか、そう考えます。

 パク大統領の後継となる次期大統領には、<謝罪>よりも<赦し>に重きを置く人物がなってほしいですね。