9期生の選考は、グループの若返りと、須藤凜々花や木下百花のような毒のある
メンバーが不足しているので、それを満たす候補生が選ばれると思っていましたが、
合格した17名の第一印象は、クセの無いアイドルの鋳型に嵌った少女ばかりで、
運営は保守的だとがっかりしていたのですが、密着映像やSNSの紹介配信で明らかに
なったように、見た目とは違う毒を持った子ばかりで、AKIRA先生の言葉通りに、
今までとは違う空気を感じさせる魅力が9期生にある事が分かりました。
ユニバーサルミュージック移籍後初のメンバーであることと合わせて、
AKB48とチーム8のような距離を置いた別動隊にして育てる事で、長期的視野に
立ったNMB48の新たな可能性に着手してほしいと思いますが、密着映像を見て
気になったのは、オーディションの審査員の一人として立ち会っていた金子支配人が、
合格者発表の時に吉見純音の名前を読めなかったことで、夢を持ってNMB48の
門を叩いた少女たちに対して、真剣に向き合っているとは思えませんでした。
これほどまでに感情を剝き出しにしてオーディションに臨んでいた候補生は、
未だ嘗てなかった。