大阪私立桜宮高校バスケットボール部主将が、
顧問の男性から体罰を受けた翌日に自殺した(新聞報道による)問題で、
最近、巨人の阿部捕手が、サインを見落とした沢村投手の頭を、
観戦中の客の前で叩いた場面を思い出しました。
私は、あれも体罰の一種だと思うのですが、最近では昔の様に、
コーチが選手を鍛え上げるために鬼になることを許されなくなったという事でしょう。
愛の鞭をふるえば、愛の無知と非難される時代。
心の痛みを知る者だけが、人に厳しく接することが出来ます。
見せかけだけのやさしさではない、真のやさしさを持つ「飛び出せ!青春」
(主演村野武載)や「スクールウォーズ」(主演」山下真司)の様な熱血教師は排除され、
事なかれ主義が蔓延した教育現場では、心の痛みを教えられない生徒たちが、
外にいじめ内に自殺という選択肢しか思いつかなくなるのです。
自殺に追いやったとされる男性顧問を責めるより、自殺に追い込まれた生徒の弱さが、
何から起因しているものなのかを知らなければ、根本的な問題解決に、
ならないのではないでしょうか。
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