FMたちかわ「プレッセ〜地域密着情報番組」に出演しました。
パーソナリティ:藤田みささん
立川市立小学校科学教育センターはどのようなことを行っていますか?
(岡村先生)
立川市立第八小学校を会場にして、市内19校の5~6年生を対象に、学校の授業ではやらないような科学の学習をしています。
たとえば、先週の土曜日は5年生の児童が体育館で、東京大学コミュニケーションサークルの学生と、お祭りの屋台のように科学ブースをまわる形でたのしい科学実験を体験しました。
6年生は電波のしくみを学び、はんだ付けをしてラジオを作って持ち帰りました。
実際に手を動かすような学習を通して、子どもたちの探求心を伸ばし、理科好きな子どもを増やして学力向上を図っています。
昭和39年に設立して、約60年。
数千人の出身者を輩出、各界で活躍しています。
科学センター出身の保護者が子どもを通わせるなど、歴史を刻み、地域に根ざしています。
(青谷)
私も科学センター出身です。うちの子どもも通いました。
科学センターで岡村先生と青谷さんはどのようなお仕事を?
(岡村先生)
子どもの興味関心をひきだす講師を探したり、当日サポートしてくださる先生方を集めて配置したり、企画運営をしています。
(青谷)
色んなタイプのお子さんが通っていますので、どのお子さんも安心して学習できるように、事前の計画や当日に配慮することなどを事務局メンバーと共有して、お子さんのケアに力を入れています。
それから科学センターの中で募った、ロボットプログラミングコースを担当しています。
つい先日、立川市立第八小学校体育館で、「宇宙エレベーターロボット立川大会」が 開催されたようですが、こちらは、どんなイベントだったのでしょうか?
(青谷)
科学センターロボットプログラミングコースの児童と新生小学校のロボットプログラミングクラブ全12チームが参加する大会です。
地球と宇宙をつなぐ夢の輸送システム「宇宙エレベーター」これをレゴブロックでできたプログラミング教材で再現。
天井からつるした「宇宙ステーションに見立てた基地」まで地上からピンポン球を運びます。
2.5メートルの高さを、プログラミングされたロボットがロープをつたってのぼっていくのですが、途中で止まってしまったり、ピンポン球がステーションに入らずに落下してしまったり、制限時間の5分間はハラハラドキドキです。
ピンポン球を入れるかごの大きさ、形、ロボットを安定させる工夫など3人一組のチームで約半年間、何度も話し合いをして、改良や調整を重ねてのぞみました。
(岡村先生)
ロボットプログラミングコース卒業生の中学生、高校生が大会の審判や会場設営、片付けなど手伝ってくれました。
結果はいかがでしたか?
(岡村先生)
立川大会を企画して4年目。今回は全12チームが上部のステーションまでピンポン球を運べました。これは快挙です。
(青谷)
新生小学校チーム以外はバラバラの学校の子どもたちの混合チームですので、はじめましての子どもたちが短期間で協力する関係になるのは素敵だなと思います。
最後にラジオをお聴きのリスナーのみなさんにメッセージをお願いします
(岡村先生)
理科離れ克服のために生涯貢献したい。これからの未来に向け、楽しい実験観察を通して、自ら探求できる子どもを育てていきたい。
さらに、幼児から大人までが楽しく科学を学べる場、科学館を求める声が市民から上がっている。科学センターは市内の様々な科学教育振興の取り組みに貢献したい。
(青谷)
科学センターは公立の機関で学べる子どもたちが限られています。
私は民間ベースで「楽しい科学をきっかけに、どんどん探求しよう!」をモットーに立川サイエンスひとネットという団体を立ち上げで、科学を学べる場を作っています。
「立川、サイエンス」で検索すると出てきますので、ぜひチェックしていただきたいです。