機械仕掛けの小鳥たち | 文鳥屋店主 敬白

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 毎度です。

 お暑うございます。ですね。

 

 じゅーしー5の最後の1羽をゆずって、すっかり、さびしくなりました。
一方で、シナモン♂とクリーム♀のカップルの卵には、残念ながら有精卵がありませんでした。シナモンがまた換羽みたいなので、しばらく産卵は無いのでは?と思います。

 

 そんな中、和十姉妹の繁殖計画はすすんでいて、この暑い中、運送会社の営業所に行って、北からと南からの2つの「精密機器」を受け取ってきました。精密機械?中身は・・・、ツボ巣に入った「機械仕掛けの小鳥」です

 

※ 昔、「機械じかけのオレンジ」って小説があってです。スタンリー・キューブリックが映画化してるんですが、もちろん私は読んでも観てもいません。が、それから発想を得た手塚治虫の「機械仕掛けのりんご」ってマンガはしっかり読んでるんですね。これが。

 

 宅配でトラブルが起きるとめんどーだから生体の輸送を禁止してるので、こんな無理するわけですけど、めいわくかけない誓約書とオプション料金を取って、小型の生体発送を受け入れるのが当たり前だと、思いますけど。だって、動物取扱業登録している者同士は、対面販売の必要がないのに、流通会社はその輸送手段をうばってるんですからね。生きものも物扱いのくせに、変なところだけ法律にない自主規制してたら、政府に規制緩和なんて求められないんじゃないですかね?


 で、南からやって来たメス(のはず)は、「薄墨」と「猩々」の間に生まれた「梵天」とのことで、のどに白い差し毛があるので「ミスカラー」なのだと説明があった子です。
 ショーバード的には、「一色もの」は白い差し毛が許されないらしいので、先祖からの白い羽毛が出てしまうと、価値が低下するみたいですね。店主は、品評会なんて知ったこっちゃないので、そんなの無問題。大きな体格でとても元気です。


 ついでに、用語の説明をしておきます(あわててぐぐって調べたのは内緒です)。

 「薄墨」というのは、こげ茶をグレーがかった感じにした色で、そういうのが好きな人たちの中では希少価値があるみたいです。「猩猩」は、ふつう読めっこないわけですが、「しょうじょう」と読みます。タヌキがみんな出てきてぽんぽこりんの「しょうじょうじ」とは関係ないようなあるような・・・。なんだかよくわからないあやかしの架空生物が猩猩です。で、十姉妹の色柄で「猩猩」といったら、一色でクチバシがピンクなものをいうらしいんですね。何で猩々としたのか、まったくわかりません。
 とにかく、和十姉妹の一色ものペアから生まれ、両親には似ないで梵天になったけど、あごに白い差し毛があるからお安くなってる、ということだったみたいです。

 かたや、北からやって来たオスのはずな子は、薄墨ペアから生まれたが、目の横あたりに白い差し毛が少しあるので黒十姉妹だ、となってました。で、見たところ、ふつーに黒、ヨーロピアンテーストでいけば、セルフチョコレートでいいんじゃないかと思います。黒っぽくてかしこそうな顔ですね。こちらも白い差し毛がネックでお安くなっていたらしい・・・。
 どちらも今年の4月に生まれた若い子で、薄墨ではないけど薄墨系統で頭以外はおんなじ感じでお似合いです。会ったばかりで仲良さそうですし、こういうのを、おみきどっくり(お神酒徳利)って言うんですよ!!

 だから、名前はオミキちゃんとトックリくん(非売品)です。白い差し毛大好き!品評会なんて知ったことかいな!!子どもは手乗りにしちゃうんだもーん!!!のウチにはぴったりなペアになってくれるでしょう。こうご期待です。  まだオスのさえずり聞いてないけど大丈夫かなぁ。