今回の攻撃…
背景として押さえておきたいのは、
欧米はイランを「テロ国家」「テロ支援国家」と認定していること。
日本ではイランは産油国で友好的な雰囲気もあるので
ピンと来ない感じですが、
独首相メルツさんの発言にあったように、
欧米から見れば、
妥当な理由もつげずに
イラン独自論理で
テロや攻撃の輪「抵抗の枢軸」を
しかけているのはイラン側、
最初の攻撃は47年前のイラン、という捉え方。
…
第三者にわかり難いのは、
IAEAがイランはまだ核爆弾を
作っていないと指摘しているのは、
あくまで「起爆装置」付のものはない、
という点。
現在濃縮度60%まで達成しており、
今の段階でもダーティボムまがいの爆弾はつくれてしまうこと。
そもそも平和利用での核燃料は数パーセント濃縮で十分なので、
なぜ60%?と考えると、攻撃意図以外にはない、という判断に。
また、平和利用では関係のない
金属加工研究もしており、その用途は爆弾製造になります。
…
日本時間の今日の攻撃になったのは、
トランプ氏が相場を気にしてかどうかわかりませんが、
時間外以外の取引はなく、
日本を含めて、市場がどう反応するのか、
まだ、よくわかりません。
イラン側も核施設攻撃を認めましたが、
核には問題なく、今後も開発できる、と発表したり、
お返し攻撃がまだイスラエルに止まっている
米から事前通告があり
そのため放射能被害を逃れたという情報もあるので
今後のイランの動きが焦点になりそうです。
…午後5時台
ダウ、DAX、ハンセンの時間外取引
軒並み三桁の下落です。
が、大暴落水準ではありません。
ドル円は146円と円安です。
…[追記]
週明け、一時376円安、
38千円割れ付近まで落ちましたが、
前引けでー227円
昨日の海外時間外相場を
引き継いだような水準です。
イランの米への“反撃”
がどうなるのか、
様子見という感じでしょうか。
原油先物も高く始まったものの、
今のところ20日の高値程度に戻っています…
