加茂隆康弁護士の著書レポート  損保側弁護士のがむしゃらさ | 加茂隆康弁護士の著書『自動車保険金は出ないのがフツー』について考察するブログ
加茂隆康弁護士の著書『自動車保険金は出ないのがフツー』

「極秘社内指令 保険金は出すな、泣き寝入りさせろ」
秘書応募者の語る損保の体質/保険の自由化がもたらした出し渋り/懲りない不払い
だまる被害者・うるさい被害者/太っ腹な課長・小心な課長/損保側弁護士のがむしゃらさ
若手とベテラン/損保側弁護士のとる究極の一手/被害者の苦情を封じようとする作戦
ときには被害者の言動が不払いを招く/治療の引き延ばし/新車を買って返せ
恐い目に遭ったサングラス


『損保側弁護士のがむしゃらさ』

損保から依頼うけた弁護士はどのような対応するか。
弁護士だったら公正な目で事案を把握し、自分たちの苦境も分かってくれるのではないか。
そう考える被害者が沢山いらっしゃいます。

これは甘い幻想です。

弁護士には、「弁護士職務基本規程」というものがあります。
その中で、弁護士は、依頼人の利益のために最善を尽くさなければいけないとされています。
損保から受任した弁護士は、損保の担当者異常に強硬に支払い拒絶の態度に出てきます。

損保側の弁護士は、ある事案を単発で、全く面識のない損保から受任するということはありません。
ひごろから特定の損保と取引関係にあり、毎月継続的に多数の案件を受任しています。
依頼主はT損保であったりM損保であったり、両方かけもちであったりします。

そういう弁護士にとっては、損保は仕事をくれるお客様であり、「神様」なのです。
神様の意向には逆らえない。だから損保側弁護士は「がんばらなくちゃ」という思いから、
むきになってかたくなに支払いを拒むのです。