お金と幸せはリンクしない
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ださい。よろしくお願いします。
昨日の朝は雨が止んでから自転車トレーニングを始めたので、スタートが遅くなり30kmしか走れませんでした。でも「雨でトレーニングは無理だろう」と思っていたので、30km走れてそれはそれで嬉しかったです。昼は風が強くて三島大社からプロショップまで走って10kmくらいでトレーニングを止めました。
私は自分の心と体の健康の為に走っていますが、どちらかと言えば「千日回峰行」なので心の為に走っているような気がします。心の平穏を保つ為に走っていると、身体は付随して勝手に良くなっていくという感じですね。
何をするにも「人生は心が全て」と言っても過言ではありません。心さえ健康であれば、それだけで幸せな人生が送れます。多くの人は幸せになるのには、「お金や資産、社会的地位が有ればいい」と思って、それらを求めて一生を終えるのですが、結局は幸せにはならないのですね。
それらと幸せとはあまり関係が無いのです。これをいくら言っても普通の人は「そんな綺麗ごと言っても、やっぱりお金がある方が楽だし幸せになる」と思い込んでいます。そしてそういう人生を送るのです。
ではお金があっても幸せにならないよい事例を紹介しましょう。もう10年くらい前になると思いますが、「紀州のドンファン」と言われていた和歌山県の金貸しのおじさんが、「覚せい剤で殺された」という事件がありました。
彼は自分の金融会社の社長で何億もの資産があります。そしてどう見てもその一生は幸せではありませんね。すると多くの普通の人は「あれはあいつが悪いから特別で、私がお金を持てば、ああいう風にはならない」と思うのです。
でも正しい価値観を持たずにお金を持つことになると、多かれ少なかれ精神にぶれが生じて、結果として色々なことが起こって、実際に幸せになることはありません。今までお金を不自由なく持った経験のない人は、ほぼ必ずそうなります。
代々本当の金持ちの家に生まれると、「自分は金持ちである」という認識が殆ど無くて、ちゃんとした教育を受けて教養があり、物事を正しく理解して多くの場合は贅沢もせずつつましやかに生きていきます。
お釈迦様が悟りを開いた時、彼は何も持っていなかったのです。所持金ゼロです。財産は腰に巻いた布一枚だけだったと思います。でも2500年前の悟りを開いたその日に、彼以上に心の奥底からほとばしるような幸せを感じている人類は地球上には存在していなかったのですね。
元々彼は一国の王子でしたが、何もかも何不自由なく揃っている王子の時には、人生に対する疑問があり憂うつで、何も幸せを感じていなかったのです。で、そこから出家して修行者になりました。
その頃の出家とは、簡単に言えばホームレスになることです。「出家」は家を出るのだからホームが無くなってホームレスになるのですね。考えてみて下さい。これは皇太子が皇居を出てホームレスになるのと同じです。
あり得ないですよね。でもそのお陰でお釈迦様は悟りを開いて「ブッダ」になったのです。ブッダとは「目覚めた人」という意味です。これでお金と幸せがリンクしていないことがよく分かると思います。
「もっとお金があれば幸せになる」と思っている人間は、殆どの場合一生を通じてお金を手にすることはありません。でも仮に宝くじなどに当たってお金を手にしたとしても、幸せになることは無いのです。それはお金と幸せがリンクしていないことを何も理解していないからですね。
だから愚かにも「私だけは違う。私がお金を持ったらもっとうまくやる。ちゃんとあそことあそこに貯金して、ちょっとずつ賢くお金を使って、そしてもっと幸せになる!フニャ~」と思うのです。でも現実には宝くじは当たらないから、老後になっても常にお金のことを心配しながら生きていく事になります。
これは逆説的なのですが、お金と幸せがリンクしていないことをちゃんと理解している人は、お金に苦労することはありません。お金というものに自分の幸せが依存していないのがよく分かっているから、毎日お金以外の事で感謝の念で生きているし、そういう生き方をしている人には放っておいても自然とお金が集まって来るのですね。
そして老後もお金に苦労することはありません。でも普通に世の中を生きていると「もっとお金があれば幸せ」と思い、物の物価が上がると「何でもかんでも高くなってどうしよう」と自分の将来が不安になります。そして周りのみんながそうだから、それが普通なのだと思い込むのですね。そして死ぬまでお金に不安を抱きながら生きて行きます。
同じ生きるのにも、真理を知っているのと知らないのとでは一生に天と地の差が出来ます。「お金の中に幸せはない。出家したお釈迦様を見てみろ!」と自分に言い聞かせて生きて行くのも、幸せになるよい方法だと思いますよ。
お金と幸せはリンクしない。これが分かると逆にお金が入って来てお金に不自由しません。結局お釈迦さまも悟りを開いてからは、王侯貴族が仏教に帰依していっぱい寄付が集まって「祇園精舎」や「竹林精舎」などの立派な修行施設が出来たりしましたが、お釈迦様は一切お金に見向きはしませんでした。
私もお金などつつがなく生きて行ければ良いと思っていますが、お金に不自由することはありません。結局本当の幸せはお金ではなくて、心の状態にあるのですね。それが分かればすでにあなたは幸せなのです。ありがたいことですね。
合掌
仏光
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