因果応報の見えない力 | 仏光さんの心の相談室

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昨日の朝は雨で自転車練習はお休みです。でも昼休みは雨が上がって日が差してきたので、狩野川沿いを修善寺まで往復50kmを走ることが出来ました。途中一昨日開花の様子を見に行った守山公園の桜の花のアーチを通り抜けました。ほぼ満開で道に張り出した桜のアーチは、とっても気持ち良かったです。

 

今日も朝から雨で練習は休み。昼休みも雨で休みです。雨が降るか降らないかに練習がかかっていることが一番の懸念事項なわけですから、まあ今日も今のところ私は平穏無事な一日を過ごしているのです。

 

毎日平穏無事であればありがたいのですが、まあそうは問屋が卸してはくれないのですね。不条理な事が起こる日もあります。「因果応報」と言う言葉がありますが、良いことをすれば良い事が自分に返って来て、悪いことをすれば悪いことが自分に返って来るのが真理だとお釈迦様は説いている訳です。

 

でも何も悪い事をした覚えは無いのに、人生では不条理な事を人からされたりします。しかもこっちは傷ついているのに、不条理な事をした人間がのうのうと元気にしているのですね。「因果応報ならいったいこれはどういうこっちゃ!」となる訳です。

 

結論から言うと、そういうことは全く気にしなくてもいいのです。因果応報というのはすぐに報いが現れることもあれば、長い時間を通して現れてくる場合もあります。だからしばらく相手がのうのうと暮らしていても、必ず因果応報はあります。

 

不条理な事をした人間は「まあこれくらいは大丈夫」と思っていますが、不条理な事をされた相手は傷ついているわけです。それでも不条理な事をした人間はしばらく不条理な事をしていても自分は大丈夫なので、自分が得をするようにいい加減な事をまたするわけです。そしてそういう生き方をする人間になるのですね。

 

こういう人間は相手が自分に利益がある場合は人当たり良く接していますが、自分に利益が無いと見ると手のひらを返したように相手に対し平気で不条理な事をします。そしてその人間が何食わぬ顔をして、のうのうと生きているのですね。その人にとってはそれが当たり前なのです。

 

で、やられた方は「何であいつが平気で過ごしているのだ!この世には神も仏も無いのか!」となる訳です。でも心配ご無用で、因果応報の真理はちゃんとあるのです。

 

その人間はしばらくの間、または何十年も平気で居られるかもしれません。でもそいつが悪い事をした瞬間から因果応報の見えない力がその人間に働き始めます。因果応報はその本人だけではなくて、家族などに返ってきたりもします。

 

だから自分のした行いの報いを受けずに、未来永劫ずっとのうのうと過ごせると思ったら大間違いなのですね。これは事の大小にかかわらず、悪い事だけではなく、善い事も同じです。

 

もし自分が困っている人を助けるなど、慈悲に満ちた善い行いをすると、その時点で何も良い報いがなかったとしても、何時かは自分の善い行いの結果が自分や自分の家族に返ってきます。

 

私の母方の祖父と祖母は戦前京都で呉服屋さんをしていました。母の話を聞いていると、小さい時は自分や妹付きの女中さんが一人ずつ居たそうです。しかも兄貴は長男だったので兄貴付きの女中さんが二人も居たそうです。まるでお姫様ですね。

 

そんな裕福に暮らしていたのに、戦争が始まった時に私の祖母はいち早く「日本はこの戦争に負ける。そうなると食糧危機になる。」と予測しました。まだ日本全体が「勝ってる、勝ってる」と喜んでいた時期に、呉服屋をたたんで京都近郊に田畑付きの農家を買ったのです。

 

祖母が偉かったなと思うのは、昨日まで京都の呉服屋のおかみさんをしていたのに、次の日から鍬を持って畑を耕し始めたことです。明治の人間は本当に強くて偉い。日本は祖母の予測通り戦争に負けて、日本中が大変な食糧難に見舞われました。

 

でもその時はすでに農家をしていたので、母の一家は全く餓えるということが無かったそうです。そして戦後京都の町からホームレスみたいにボロボロになった人が家の前を通りかかると、祖母はその人達を呼び止めてご飯を食べさせてあげたりしていたそうです。

 

そういう人が何百人も居たのですね。私が小さかった頃、祖母は「善い事をしなさい。善いことをするとその徳が自分の子や孫に行く」とよく言っていました。小さかった私は祖母が何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。

 

でも今考えてみると、私には霊障を取り除く力や、意識を向けるだけで人の身体の痛みや障害をその場で良くしてしまう能力があります。私はこういう力や能力が欲しいと思ったことは一度もありません。でも天から与えられたのですね。この力や能力で、ありがたいことに毎日困っている人のお役に立つことが出来ています。

 

これは祖母の善い因果応報が、祖母が言っていた通りに孫の私に来たのかも知れません。そして今私は私の療法院で困っている人に力になることが出来たり、祖母が戦後餓えている人を助けたように、私も食事を満足に食べられない子供たちの為に、いつもお米などを寄付をすることで「子ども食堂」の運営支援ができています。

 

今になって祖母が言っていたことがやっと分かってきたように思います。「因果応報」の見えない力はちゃんとあるのです。私は祖母がやって来た善行のお陰で、祖母が亡くなって何十年も経ってから、今しっかりと人のお役に立つことが出来て生活することが出来ています。それを思うと「おばあちゃん。ありがとう!」と祖母に対する感謝の念で涙が出ます。

 

決して「因果応報」の見えない力を侮ってはいけないのです。仏教の真髄は「諸悪莫作、衆善奉行(しょあくまくさ、しゅうぜんぶぎょう)」です。意味は「悪い事はするな。善い事をせよ」です。

 

因果応報の見えない力は、悪い事をしても良い事をしてもその瞬間から私達に働き始めていることを忘れないことですね。その真理を知ることが理不尽な仕打ちを受けても、毎日の生活の中で平然と心穏やかに過ごせる一助になると思いますよ。

 

合掌

 

仏光

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