自分勝手でない生き方 | 仏光さんの心の相談室
2018-05-02 06:15:54

自分勝手でない生き方

テーマ:お釈迦様の教え

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昨日と今日はゴールデンウイークの合間で仕事をしています。私のような仕事をしていると色々な人と出会い、また色々な目にも遭いますが、お陰さまで人の本質というものが良く分かるようになりました。マザーテレサの逆説の十か条の一番最初に「人は不合理で、分からず屋で、わがままな存在だ。」と言っています。私はこの十年間、営業日は一日も休まずに延べ約5万人の人を診て来ましたが、まあこれは真理だなと思います。

 

そして殆どの人は自分がわがままな存在であるとは思っていません。でもいざとなると人はわがままな行動に出ます。殆どの人は平時には良い人です。でもいざとなると大変自分勝手になります。やはり他人はどうであれ、自分が良い思いをしたいというのが本音なのです。でも歴史上そうでない人もいます。マザーテレサもそうですが、インド建国の父ガンジーもそうです。自分のことより世の中で虐げられている人々のために行動しています。南米の革命家チェ・ゲバラも独裁者に虐げられた人々のために短いそして凄まじい革命の人生を送っています。

 

体制側からすればチェ・ゲバラは悪者ですが、虐げられた人々からすれば彼は英雄です。キューバ革命でカストロと一緒に独裁政権を倒し、虐げられた人々を解放して自分も大臣になりましたが、大臣になっても農場や工場で人々と一緒に働き、革命後の政府の安定に努めました。そのままいけばまあ平穏な大臣で成功者としての人生を歩めたはずなのですが、大臣を辞職して、同じく独裁政権により人々が苦しんでいく他国のボリビアに行って革命の戦闘中に戦死しました。

 

チェ・ゲバラは自由世界では体制を倒す悪者みたいに思われている節もありますが、その人生を見ると自分のことより苦しんでいる人々のために共に戦う姿勢を一貫しています。日本にも来たことがあり、広島の原爆記念公園に行って、原爆の悲惨さをその目で見てキューバに帰った後、核兵器に反対するよう政府指導者や国民に説いています。

 

こういう人はやはり自分勝手ではないのですね。自分勝手ならばそのまま大臣をして、自分は良い生活をするという道を選んでいます。それを投げ捨てて南米には他にもいっぱい虐げられている国民が居ると独裁者を倒す革命に人生を捧げたのです。私は暴力や戦争には反対ですが、自分勝手の極みである独裁者を倒し、虐げられた人を救うために取れる具体的な行動は、当時の南米ではやはり革命戦争しかないとも思います。

 

そういう意味では非暴力で革命を成し遂げたインドのガンジーはもっと凄いと思うのですね。もちろん社会の成り立ちが南米とインドでは違うので一概に比べる事はできませんが、両者に共通しているのは革命を成し遂げても自分の富を求めていないところです。こういう人が歴史の中でこの地球に実際に居たというのは本当に凄いと思います。

 

世の中の殆どの人は自分は良い思いをして、その余力でちょっと世間のために形としては寄付などをして貢献するという程度のもので、それが当たり前だと思っています。まだ世間に貢献すれば良い方で、人はどうであれ自分は良い思いをし続けたい人が殆どです。自分の富や名声は求めず、困っている人々のために一生を使う人は人類の歴史の中で殆ど居ません。

 

だから実際にそれができちゃう人は本当に凄いのです。私など自分を真摯に振り返ると足元にも及びません。でも本来仏教でお釈迦様が説いている真理を見ると、

 

「現世利益に達する道と、涅槃に達する道とは全く相反する道である。この理(ことわり)を知っている仏弟子達は、名誉を喜ばない方が良い。そして離欲の道を歩めば良い。」

 

と言っています。まさしくガンジーやチェ・ゲバラが実践した道ですね。日本の政治家や官僚、実業家に聞かせてあげたいお釈迦様の教えです。そういう私も若い頃は名利を求めて生きていましたので、人のことは言えません。世の中ではお金があって有名になった人を偉いと思っていますが、それとはまったく違う道があることを知るべきです。そういう程度のことで自分が満足しているのならば、まあ人の一生としては情けない話なのですね。

 

キリスト教でも「金持ちが天国に行くのは、ラクダが針の穴を通る事より難しい」と説いています。私はもう還暦になって、少しは賢くなりたいと思うので、先人を見習って名誉を喜ばず、離欲の道をできるだけ進んで行きたいと思います。それがお釈迦様が説いている智慧ですね。怠けた結果ではなく、もし自分が今一生懸命働いた上で金持ちでも無く名誉も無ければ、ある意味それは好都合なことなのです。それでも自分を優先せず、困っている人に自分ができる範囲でできるだけ手を差し伸べて、涅槃に到達できるのであれば本当にありがたいことです。

 

合掌

 

仏光

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