自制心と銀行貯金 | 仏光さんの心の相談室
2018-03-04 22:44:48

自制心と銀行貯金

テーマ:楽に生きる

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今日は日曜日で午後に水泳に行ってきました。私はよく人から「精神力が強いですね」などと言われます。それは修行を毎日したり、筋トレや水泳、食事の管理など一旦決めたらずっと続けて結果を出すから精神力が強いと言われるみたいです。私は私が精神力が強いとは全く思っていません。ただ好きなことを続けているだけなので、好きなことをするのに精神力は要らないのです。

 

多くの人は私が私の自制心を駆使して、忍耐力で普通ならしんどいと思われることを毎日続けていけるのだと思っておられます。これが間違いなのですね。自制心というのは心理学的には銀行貯金みたいなもので、使っていくとどんどん残高が減っていきます。そして最後は残高0になり、自制心が無くなるのですね。要するに自制心で何かを我慢しながら「○○の為に」としなければならないと思うことを続けていくと、何時かは自制心の残高が無くなり元も木阿弥になるのです。

 

この事実を殆どの人が知らないで、忍耐力をつけるとか、精神力を強くするとか言って、辛い苦しいことを頑張るのです。それは辛く苦しく途中から「何で此処まで私は頑張るのだろう?」などと思ってしまい、何かきっかけがあると「もうダメだ~」になるのですね。もちろん忍耐力の強い人とすぐにギブアップする人が居ますが、それは元々持っている貯金の残高の違いです。使えば使うほど減っていくのは同じで、ただその期間が長いか短いかの違いなのですね。でもその間、辛くて苦しいのは残高が多くても少なくても同じです。

 

良い例はダイエットをしているおばさんやおじさんが、最初は痩せようと頑張って食事制限などするのですが、そのうち自制心の残高がどんどん減っていって、とうとう残高0になった時に。「これぐらいは大丈夫かな?」などと言いながら美味しそうなケーキに手を出すのですね。自制心がまだ残っている間は何とか我慢しますが、最後自制心を使い切った時に今までの我慢は一瞬にして吹き飛びます。

 

それで「私はダメな人間だ」などと後で思って自信を無くしたり、自分を卑下したりするのです。結局は自分で自分を諦めて何もしなくなります。中には辛抱強くすることで、周りの人から認められ賞賛されるのが嬉しくて、何とか我慢を続ける人も居ます。そして「どうだ、こういう辛そうな事を続けている俺は大した者だろう」と自分でも見て見ぬふりをしている潜在意識の中で思うのです。

 

そういう人は多かれ少なかれ自分の忍耐や努力をさりげなく人に知って貰いたいと思っています。人に知って貰わないと賞賛して貰えませんから。みんなではありませんが、禅道場で私はこういう人を何人か見ました。自我を無くしていくのが禅の修行なのに、これでは座禅をしながら自分の自我を補強しているようなものです。

 

私は人からその精神力を賞賛されてもちっとも嬉しくはないです。何故なら私は何も自制心や忍耐力を初めとする精神力を使って修行や筋トレや水泳などをしていないからです。普通なら辛く苦しいと思われることを工夫して、自分が面白く思えるように変えていくのですね。例えば糖尿病を治す時に、血糖値を計るキットを大枚14800円も払って薬局で買いました。そして自分で自分の血糖値を計るようにしたのです。その日の食事制限がそのままその日の数値となって現われてきます。その日頑張るとやっぱり血糖値が下がるのをその日にリアルタイムで見るのです。これがとっても面白かったですね。

 

面白いからどんどんやる。そうしたら最初は300近くあった空腹時血糖が3週間で98まで下がって糖尿病が治ってしまったのです。今はいつ計っても正常値以下の血糖値で健康ですが、計っていてもちっとも面白くありません。このプロセスで私は何も自分の自制心や忍耐力を使ってはいないのです。まあ最初の一日は使ったかもしれませんが、その後は一切精神力は使っていませんね。ただ面白いからやっていただけです。

 

筋トレもそうですね。自分のしているトレーニングの結果がウエイトという数値で現われます。これが上がって行くのが面白くてしょうがないのです。昨日より今日、今日より明日と自分の挙げるウエイトの数字が上がって行くのが楽しいのですね。水泳も今日はプールに備え付けてあるフィンを足につけて泳ぎました。メチャクチャ早く泳げで魚になった気分でした。楽しいから続けられる。そして月に一回体組成を機械でチェックして体脂肪率や筋肉の発達を数値で表すのです。その数値が良くなっていくのがまた楽しい。データは月ごとの変化が見られるようにちゃんとファイルしてあります。このプロセスにも私は自制心や忍耐力など一切使っていません。

 

だから私は人から「精神力の強い人ですね。」と言われてもちっとも嬉しくはなくて、「そんな事は無いですよ」と言ってしまうのです。実際そんな事ありませんから。もちろん人生には我慢する事もあり、忍耐力も大切ですが、大概の場合途中で努力を止めてしまうと自信を失ったり、ダメな人間だと自分を卑下したりする事につながるので、どこかの段階でちょっとした工夫をして面白くしてしまうのですね。そうすると自制心も忍耐力も不必要になり、如何にも精神力が強そうに見えて、ちゃんとするべきことが続けられて、期待した通りかそれ以上の結果を得る事ができます。

 

だから自制心や忍耐力は銀行の貯金残高みたいなもので、使えば使うほど減ってしまう心理学的事実を知った上で、如何に自分の貯金を減らさないように面白くするかが人生の極意なのかもしれませんね。勉強でも「しなければ・・・」と思ってしていると辛いものですが、勉強自体が面白くなると勉強するのに努力は要りません。放って置いても勉強します。

 

幕末の志士高杉晋作ではないですが、「面白くも無いこの世を面白く・・・・」です。このように人生を面白くする工夫は心の置き所が変わっていく楽しいものですよ。どうせ限られた一生です。辛く苦しく見えることは工夫して面白くして笑い飛ばしてしまいましょう。実はそういう経験を積むことで自分の自制心の貯金残高はどんどん増えて行きます。辛い苦しい事に対処する時、最初はちょっと貯金を使って耐え忍びますが、何でも工夫しながらコツコツ続ける事が心の癖になって、自分で自分の心をコントロールする自信につながっていきます。その自信こそが自制心の貯金残高を増やしていくのですね。

 

合掌

 

仏光

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