心を堅固に守る

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土曜日から大阪より客人が来ていて今日帰られました。日曜日も修行を一緒にして、近くに観光に行きました。夜はまた英語の本の執筆です。昨夜は１１時半くらいまで英語の本をやっていて、ちょっと睡眠不足になりました。今日もゲストハウスに客人を迎えに行くために早く家を出たので、朝の修行ができませんでした。でも今日は第３月曜日でプールも体育館も休みです。昼休みに修行をする事ができました。まあ一日の時間をいっぱいいっぱい使っている感じです。

時々温泉に行ってゆっくりお湯に浸かるのが最近の楽しみですね。今週も時間を見つけて温泉に行きたいと思っています。このように時間いっぱいいっぱいの日々を送っていても、あまり疲れるという事はありません。疲れるというのは、ただ単に労働により体が疲れるというより、心が疲れると過労になるのかなと思います。もちろん重労働をしても過労になりますが、心が疲れる方が過労に占める割合が多いのではないかなと思います。色々人間関係の問題がある職場で、長時間労働をすると心的ストレスと身体の疲労が相まって過労になりますね。

できるだけ心のストレスが少なくなるように普段の生活を考える事が大切だなと思います。労働基準法による残業時間を計算すると、私の場合簡単に毎月１００時間を越えます。これは私が仕事場に居る時間だけの事で、そのほかブログとか、修行の指導とか、本の執筆まで労働時間に含めると、労働していない時間がごくわずかということになります。労働していない時間は食事と風呂と運動くらいです。それに平均六時間半の睡眠ですね。

でも独立してからこういう生活を１０年近くも続けてきて、仕事が苦になるという事はありません。過労だなと思ったこともありません。それは仕事もブログも修行も何もかも、ほとんど自分が好きで始めた事をしているからだと思います。だから心的ストレスが少ないのですね。もちろん仕事などで思い通りにならなかったり、嫌な事があったりしますが、好きでやっている事なので心のダメージが少ないのだと思います。

後は心の置き所ですね。いつまでも嫌な事に心を引っ掛けていると疲れますが、気持ちを切り替えて嫌な事は忘れていくとストレスにはならないです。忘れているのですから。仕事などでつまずいたりする事もありますが、相田みつをさん流に言うと、「つまずいたっていいじゃないか。人間だもの」と思って、また頑張ればいいのです。いつも気を楽にする心の置き所を持つことも大切ですね。

私は心が全てと思っていますので、心を堅固に守る努力はとても大切だと思います。人間にとって一番大切なのは心である事は間違いないのです。お金がいっぱいあっても、立派な家に住んでいても、心が壊れてしまったらお金や家は殆ど価値を持たなくなり不幸になります。逆にお金がそれほど無くて、質素な家に住んでいても、心が豊かであれば幸せになります。だから一番大切な自分の財産は心で、その心を堅固に守るのです。最終的に自分の心を守れるのは自分だけですから。

心を守るというのはいったいどういうことでしょう？私は心を何ものにも依存させない事が心を守る事になると思っています。周りの刺激から心を閉ざすのではなく、開いて、その上で「自分の心は自分だけのもの」という事実を自分のものとして自分の心を依存から守るのですね。お金に依存すればお金がなくなれば心は壊れていきます。社会的地位に依存すれば、地位がなくなると心は壊れていきます。仕事に依存すれば、仕事がうまく行かなくなると心が壊れていきます。家や資産に依存するとそれらが無くなると心が壊れていきます。

何ものにも依存しない心は自由な心です。心の自由はゆとりを生みます。ゆとりのある心が豊かな心なのです。依存するものが無くなれば無くなるほど心は自由でゆとりある心になります。極端な話、心が損得に依存しなくなると、お金があっても無くても心は豊かになります。心が若さに依存しなくなると歳を取っても落ち込むことはありません。

この豊かな心こそが「何は無くても幸せ」と感じる心なのですね。これが本当に感じられるようになると、心はストレスと無縁になっていきます。何はなくても幸せなのですから。一足飛びに心の依存を無くすのは難しいと思いますが、自分の心が何に依存しているのかを知ることは大切です。「依存を無くすのは難しい」と思うのではなく、そのつど心の依存を少なくしていけば良いのですね。合掌瞑想などの正しい仏道修行は心の依存を絶っていく一つの良い方法だと思います。色々な事をしていても心の依存が少なければ心は疲れません。何をしていても心は自由ですから。それが何ものに対しても守られた心なのですね。

合掌

仏光

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