落ち込む人、落ち込まない人 | 仏光さんの心の相談室

落ち込む人、落ち込まない人

世の中には、何かがあればすぐに落ち込む人と落ち込まない人がいます。同じ事柄でも、へこむ人とへこまない人がいるのはなぜでしょう。落ち込む人は心が弱くて、落ち込まない人は心が強いというような単純な問題ではないのです。もちろん色々な経験を積んでくると、大概のことではへこまなくなりますが、ただ単に経験の問題でもないのです。同じ年数、同じ経験を積んでいても、やはり落ち込む人と落ち込まない人の差がでます。


この違いは何かと考えると、落ち込みやすい人は自分を守ろうとする気持ちが強いのです。基本的に自分が中心になっているので、無意識のうちにその自分を守ろう、守ろうとするあまりに、「こうなるのではないか?ああなるのではないか?」という取り越し苦労や不安が脳をハイジャックします。そして、それで頭がいっぱいになりどんどん落ち込んでいくのです。落ち込みにくい人というのは、自分より周り全体の利益や気持ちを良く考える人ですね。もちろん自分も大事だけど、いつも自分の我を通そうとはしていないのです。と言うより元々自我が少ないのですね。


自我が強いと、どうしても自分を真っ先に守ろうと無意識のうちに考えが行きます。「今の世の中、他人より自分だ。」と思っている人は、強そうでいて、実は心が傷つきやすくなります。どうしても世の中の物事は自分中心には動いてくれないのです。そうなると、「この世の中は、嫌だ。」とやけになったり、落ち込んだりしていくのですね。


もともと自我の少ない人は、自分も大事だけど、全体の利益や気持ちも大事と無意識のうちに考え、行動していますから「自分が、自分が・・・」と思う気持ちが少ないのですね。その分自分というものが傷つきにくくなります。要するに自我が強いと「自分の思い通りにならない。」と傷つき、自我が少ないと元々「自分の思い通りにしよう。」という気持ちが少ないので、何が起ころうとも傷つきにくいのです。


ただ、人間は本来自我が強くなるようにできていますから、自分で自分の自我に気づくのは至難の業です。当たり前と思っていることが、実は自我丸出しだったりします。だから、訳も分からず自分が苦しくなっていくことになるのですね。「周りがこうだから、ああだから・・・」ということばかりに考えが行ってしまうのです。


自分が傷つきやすい、落ち込みやすいと思う人は、もう一度自分の我というものを振り返り、考えると「あっ!そうか」と気づくこともあると思いますよ。私の半生を振り返っても、元々自我がめちゃくちゃ強かった若い頃は、「行け行けどんどん」の反面、何かあると心が傷つきやすかったですね。坐禅は自我を少なくしていくトレーニングですから、私にはちょうど良かったのです。お蔭様で、今は幸せと感謝を感じて日々生きることができます。自我が少なくなるっていうのは、何と楽な事なのでしょうね。


合掌


仏光

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