部活体塾〜塩多雅矢
  • 26Nov
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      【本〜呼吸はだいじ】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。久しぶりに読んだ帯津良一さんのご著書です。帯津さんの柔らかさというか、良い意味での拘らなさというか、そうしたことが伝わってくるので、好んで拝読しております。本書のテーマは呼吸でした。意識的にも行なうことができれば、意識しない中でも行なわれているものです。自律神経が支配する中では、唯一コントロールできる要素です。本書の中にはそれが呼吸の素晴らしさの1つだと書かれておりました。「呼吸法」と言われるものは数え切れないほどの種類があるようです。後半には様々なケースにおけるお勧めの呼吸法が紹介されておりました。呼吸法を実践するために帯津さんが大切だと思っているのは「自分が楽しいと思える方法を見つけること」だそうです。その実践においては深く長い力を意識しながら行なうことが大切だと書かれておりました。「いのち」についての話も面白かったです。いのちは「エネルギー」だそうです。エネルギーは呼吸法によって増やして高めていくことができるとのことです。そのためいのちは衰えたり弱くなったりすることはないというお考えでした。そういえば、帯津さんは「癒し」というワードを使うことを思い出しました。西洋医学の「治す」ことと対比されているところが面白いです。「気」のことにも触れられておりました。実態はまだ解明されていないのですが、体に何らかの影響を及ぼしているものではあるようです。外科医として手術をする中で、臓器と臓器の間にある空間を目にしたことがあるようで、それこそが気が存在するいのちの場だと書かれておりました。「からだの中の『場』はお互いに情報交換をし、『気』を通じて助け合っています。そしてその場の動きが『こころ』です」という表現からは、なんとなく心地よさを感じました。大変身近なものの1つである呼吸。興味のある分野を、好きな著者が書いていたので、楽しく読ませていただきました。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 24Nov
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      【秘密の塩多塾〜外部講師編】

      おはようございます。塩多雅矢です。昨日は毎月恒例の「秘密の塩多塾」に外部講師をお招きしての勉強会を実施いたしました。お呼びしたのは小磯先生です。小磯先生は古武術を専門とされており、それに則った体の動きについてのレクチャーをして頂きました。今回は、第4回の開催だったのですが、つながることもありながも、謎は深まる一方でした。テーマは「膝抜き」です。私も言葉だけは知っており、私なりにやっていたつもりではありましたが、これが「つもり」だったと痛感しました。本質的には外れていないと思いますが、全く上澄みだけを拾っているので感覚…できないことやわからないことが増える心地よさに出会えてました♪今回のセミナーは、私がサポートしているチームの部員たちも参加しました。その参加が私にとっても良いプレッシャーになります。負けないように精進せねば…体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 23Nov
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      【本〜疲れない身体の作り方】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。特別なトレーニングなどをすることではなく、普段から体の動きに意識を向けることは大切だと考えています。そのため、日常の所作から体を作ることは、非常に興味がある分野です。本書はそういったところに目が向けられたものでした。立つこと、歩くこと、座ることなどにおける所作が紹介されておりました。その前提として、「良い姿勢は疲れる」ことが誤解であることへの提唱がされておりました。体の構造上無理がない姿勢や動きを作ることが大切だということです。こうした話の中で共通して目を向けられていることは腹への意識で、本書でもそのことが書かれておりました。具体的に出てくるのは丹田や腸腰筋、そして呼吸についてです。やはりこうした所作の中でも重要ですね。具体的な方法論も面白いヒントがたくさんありました。私が印象に残ったこもは、もっと大枠の概念です。「型を作るのではなく、自然な身体の動き、無駄のない動きをするというのは、見た目には何でもないものですが、いざ真似しようとすると難しいでしょう。しかし、この動きこそが求めるものです」。これこそが大切なのではないかと思います。終盤に書かれていた「ものを持つ」ところで書かれていたことの中にも面白いものがありました。「重いものは軽く持ち、軽いものは重く持つ」といのはその1つ。もう1つは動き出しと動き終わりに勢いがつきやすくなるため、ゆっくり動き始め、少し早く動き、ゆっくり動きを得ることを心がけると所作が堂々と優雅に見えるということ。スポーツの練習をする時間は1日に2時間から3時間程度でしょう。トレーニングなど体の事だけをやる時間はもっともっと短いです。立ったり座ったり歩いたりなど、日常生活動作を行っている時間はこれに比べると圧倒的に長いです。そこの精度を上げることがスポーツのパフォーマンスをアップするためにも大切だと思います。しかし、なかなか選手に気づいてもらいにくいポイントであることも確かです。少しでもそこに目を向けてもらえるように、努力していこうと思いました。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 19Nov
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      【本〜集団主義という錯覚】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。日本の特徴や日本人の特性、日本語が持つ意味合いなど、日本にまつわる話には比較的興味があります。そのような中の1つになるかと思い手に取った1冊でした。「日本人は集団主義である」ということは、なんとなくイメージの中にあることなのではないでしょうか。日本人論を語った本の中でも、様々な表現がなされているようです。果たしてこれは正しいのでしょうか?集団主義と個人主義について日米を比較した研究が紹介されていました。19件の実証的研究の中で、およそ4分の3が1では日米差がないと示していました。残りの4分の1の大半はアメリカの方が集団主義が強いことが示されていました。これは、一般的に考えられている通説とは異なる結果なのではないでしょうか。スポーツ界における例を出されておりましたが、アメリカのチームの方がチームに対する貢献心や所属心が強いというのは他の例からも私も感じておりました。アメリカの事例においても、チーム作りの参考になるポイントがたくさんあることは間違いありません。それでもやはり「日本人は集団主義「アメリカ人は個人主義」という通説が強いのは間違いありません。後半に書かれていたことですが、個人主義的なのか集団主義的なのかを行動レベルで考えると、最も大きな影響与えるのは状況だそうです。「同じ状況では、皆同じような回答する傾向が強い」ということです。次に影響が大きいのは個人による違いで、文化背景は最も影響力の少ない要因とされておりました。つまり、日米比較を始めとした国をまたいでの企画はあまり意味をなさないのかもしれません。また日向対立をさせるような極論もあまり意味をなさないでしょう。ではなぜ「日本人は集団主義」という説が定着したのでしょうか。ここには様々なバイアスがかかっていることは間違いなさそうです。説として定着した要因の1つに、アメリカの存在が関連しそうな気がしました。アメリカが個人主義に特別に重要なイデオロギーを見出し、第二次世界大戦的となった日本にそれに対立する集団主義と見立てたようです。少なくとも日本人が集団主義であることが実証されてはいません。作られた通説だと考えるのがまっとうなのでしょう。日本人の特性を知ることも面白かったですが、通説を解きほどいていく壁を見るのも面白かったです。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 16Nov
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      【本〜進化論の最前線】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。これまで進化論の本も何冊か読んだことがあります。それらは主に各論のようなもので、いかに進化してきたかを語っているものが多かったです。本書はそもそも進化論をどのように考えるのか?といったようなことがテーマになっておりました。「進化論の歴史」といことで、18世紀の終わり頃までは生物が進化するという概念はなかったようです。当時の疑問は「なぜこんなに多くの種類が存在するのか」ということだったようです。その背景にはアリストテレスの「生物は個体レベルでは自然発生する」という主張が長年支配していたことにあるようです。この考えが変化してきたのは、キュヴィエという方が地下採石場から出た化石を調べた際に「古代に存在していた動物は、現在の動物と大きく異なっている」ことに気づいたことがきっかけだそうです。とは言え、この時代には進化という概念自体はなく、キュヴィエも「天変地異が起きたことにより、古代の動物がすべて滅び、神様が新しく現代の動物を創った」と考えたようです。この考えに異を唱えたラマクルという方が、本書では世界初の進化論者とされていました。ラマクルの考えは「どのような生物も、徐々に高度なものに向かっていく」というものだったようです。ここに「用不用説」と「獲得形質の遺伝」の原理を加えて考えをまとめたそうです。こうした偉大な先人たちの疑問や、初期の節などは非常に興味深いものです。その後にダーウィンの自然選択説や、メンデルの遺伝の法則ド・フリースの突然変異説などが紹介されました。さらには、ダーウィンの自然選択説とメンデルの遺伝学が融合した「ネオダーウィニズム」の登場に触れていました。しかし、これでも進化の説明には不十分です。その他にも様々な考えが紹介されていましたが、「なぜ進化は起こるのか」といった原因を突き止めるには至っておらず、進化に関してはいまだに解明できないなどが多く残っていると書かれておりました。しかし、こうした過程を考えるすべての説がそれぞれに面白さをはらんでおりました。本書の最後の1段落に書かれたことを引用します。------------------------------生物の進化は、ダーウィンが考えていたほど単純なものではありません。そして、ダーウィンの考え方を修正して発展してきた子をダーウィニズムも、進化に関する様々な謎を解明できていないのが現状です。多細胞生物では遺伝子そのものの変化ではなく、遺伝子をコントロールするエピジェネティックなシステムも重要になってきます。そのようなシステムを解明することによって初めて、私たちは進化の本質に迫ることができるのかもしれません。------------------------------進化論についての様々な本を読む上で、このような背景を知る事は前提条件なのかもしれません。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 12Nov
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      【本〜難しい数式はまったくわかりませんが微分積分を教えてください】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。微分積分は様々なものの根底になっているものということは何となく知っています。特に物理における運動の方程式などを作る上でも使われているので、運動の指導をする上で知っておいた方が良い分野の1つだと考えています。とは言え、この分野を専門にしているわけではないので、ずっと使うわけではなく定期的に忘れてしまいます。そのため、時々こうして情報を入れていくことが大切だと考えています。非常に簡単に書かれていそうだったので、本書を手に取ってみました。前半に書かれていた言葉の中に「数学で挫折してしまう人の多くは、数学を勉強するときに、数式を数式のまま理解しようとしてしまそのため、時々こうして情報を入れていくことが大切だと考えています。非常に簡単に書かれていそうだったので、本書を手に取ってみました。前半に書かれていた言葉の中に「数学で挫折してしまう人の多くは、数学を勉強するときに、数式を数式のまま理解しようとします」と書かれていました。例として1+1=2を学ぶときに、果物や動物の絵に置き換えてませんでしたか?と書かれており、このことに納得しました。本書で示されていた微分積分を学ぶステップとして、・ステップ1:関数・ステップ2:グラフ・ステップ3:傾き・ステップ4:面積の物が提示されておりました。これらについての説明が展開されていたのですが、簡易な言葉で説明されており非常にわかりやすかったです。原理を熟知している方が説明すると、ここまでシンプルに説明できるのだと感銘を受けました。微分積分が根本的に何を意味しているのか、そしてそれをどのように解明していくのか、この辺を改めて理解するのには非常にわかりやすいものでした。運動指導にあたる方はもちろん、数学を苦手としている高校生にもオススメできる1冊だと思います。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 09Nov
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      【本〜流れをつかむ技術】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。麻雀の世界で20年間無敗の強さを誇っていた桜井章一さんの本です。以前に読んだ「自然体が一番強い」も面白く、本書も楽しみなものでした。https://ameblo.jp/bukatsu-physical/entry-12520301610.html桜井さんの考え方がいろいろなところにちりばめられており、それが非常に面白かったです。「勝敗という結果にこだわるのは、己が未熟であることの証でしかない。そのことに気づいてからは、価値を強く求めるようなこともなくなっていった。以降、私が麻雀を打つ目的の大部分は、いい勝負ができたことによる満足感や達成感が占めていたと思う」という文章が本書の内容の報告を含んでいたように思います。桜井さんが主催する雀鬼会における「いい麻雀」は、「書くことに囚われたり利己心を廃し、同じ麻雀卓についている他の対局者のことを考えた打ち方をする」ことだそうです。そのために、「対局者とリズムを共有することで、卓上に良い流れを生み出す」ことが必要だそうです。これは麻雀に限らず、他のスポーツでも、もちろん社会生活を営む上でも同じことが言えるような気がします。・理性よりも感性や感情を大切にする・思考だけではなく直感を大切する・持つことに執着しない・動機と仕事の成果は関係ない・プライドはマイナス作用が大きい・真面目を捨てる・人からの評価を無視する・わからないものはわからないままになどという言及もありました。これらも、どれもが生きることにつながる言葉だったように思います。結果より経過にこだわることも書かれていました。経過とは「小さな結果の積み重ね」であり、経過を大事にすることで結果が生まれ、またその結果が新たな経過を生み出すという好循環を生み出すことなのでしょう。結果にとらわれると力みや居着きが生まれ、かえって結果が出にくくなるとも考えられます。流れは自分の周りに生み出すものかもしれませんが、自分の中に流れるものを受け取る余裕や自由さを持ち合わせておくことが大切なのかもしれません。そのようなことを感じました。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 05Nov
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      【本〜現象学的身体論と特別支援教育】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。「インクルーシブ教育」という言葉を耳にする機会が増えており、私の仲間の学校でも導入され始めたようです。実は私も特別支援教育にも興味があります。このような切り口から書かれた本はあまり目にしたことがなく、タイトルに惹かれて購入しました。本書の提言の中で感銘を受けたのは「治す」ということへの価値観です。「脳性まひや発達障害も発達が阻害されて生じる問題なのですから、発達の過程を治すと表現すること自体が適当ではない」という理由から、「運動は治療するものではなく、発達させるもの」という主張でした。まさにその通りでしょう。ではなぜ「治す」という発想が生まれてくるのか?そこには数値化や定量化の問題も関わっているというのが著者の考えでした。発達は成長による変化を伴うものであり、回復のように元に戻すべき状態がありません。しかしながらここには、統計的に割り出された平均的な発達のあり方が基準になってしまい、そこから偏差のある子どもの発達状態を平気に近づかせようとするのが「治す」という考え方になるということが言われておりました。実際に体に対する働きかけをする上での問題点として、要素還元主義のことや、心身二元論のことが挙げられておりました。何か1つの要素が良くなることで全体が良くなる事はありません。にもかかわらず、できないことだけに目を向けて、それができるようになることを目立ちがちです。それが悪いということではなく、それにより様々な問題が解決されるという発想が問題だとのことでした。著者の考える教育の目的は、「本人のクオリティー・オブ・ライフを高めるようなケイパビリティの開発」ということでした。ケイパビリティは本人の能力と環境がマッチすることによって成立するそうです。ここではギブソンのアフォーダンスの考え方もふんだんに取り入れられておりました。後半には脳性まひや自閉症などの事例が取り上げられておりました。特別支援教育の話ではありましたが、体に関わる仕事をしている方には参考になるポイントが多い一札なのではないでしょうか。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 02Nov
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      【本〜めんどくさい女子の説明書】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。女子チームのサポートもしていることもあり、部員との関係性づくりの中で「女子」への理解も必要だと考えています。そのため、このような本には時々触れるようにしています。本書は女子と女子の関係性づくりについてが切り口でした。自分がどのように対処するのか?ということよりも、女子の特徴や傾向を知ること自体が大切だと思うので、そこはあまり気になりませんでした。定番に「基本設定」として 年中無休で相手と自分を比較する いつも不安でしょうがない 自分を嫌いな人は嫌い、自分を好きな人が好き とにかく自分の話を聞いて欲しい 周りの人にはどうしても勝ちたい 女を気をとして生きていく 自分を分析されると嬉しい7つのことが書かれていました。これだけでもなかなか有益な情報が得られました。特に、「いつも不安」と知ることは、相手に対する需要を作り出すためにも必要な情報だったように感じます。途中からは15のタイプ分けをして、その特徴と深層心理、さらには対処法についてが書かれていました。総合すると誰にでも当てはまるような特徴が掲挙げられていたのですが、ポイントは自覚があるのかないのか…といったとこだったように感じます。自覚なく特徴を出していることによって、自分が苦しんでいる人もいるのでしょう。他者への理解は人間関係を構築していくための大切なポイントだと思います。男女の違いとはよく言われたもので、女子チームでの関係づくりには「女子」のことを知ることも大切だと改めて感じました。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 29Oct
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      【本〜人を育て組織を鍛え成功を呼び込む勝利への哲学】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。青山学院大学陸上競技部監督である原晋さんの本です。もしかするとブームからは少し遅れてかもしれませんが、購入して家に置いてあったものをようやく読むことができました。本書の構成について触れられていなかったのですが、各ページのタイトルに原監督の言葉があり、それについて解説というか注釈というかが書かれているようなものだったように感じます。目次には、その157の原監督の言葉が書かれていました。まずはその中で心にとまったものを紹介します。 教育の基本は、加点方式なんです 答えは出さずに出るまで待つ 結果だけを怒るのではなく、傷ついたポイント、挫折したポイントを見つけてあげることが大切です 人が人を動かしていくわけだから、そこにはどうしても情が不可欠になります いい練習はいい生活から 感動を人からもらうのではなく、感動を与えられることのできる人間になろう 部下とお友達になる上司は組織には必要ありません 管理職といっても、大した能力があるわけではない。(中略)管理職が持っているのは判断能力。 最近の風潮として、グレーゾーンがなくなって栄華ビーかの2択を迫られることが多いのですが、本来グレーゾーンがないと世の中はうまくいかないのではないかと思います 目標と妄想は違います。目標は「半歩先」に置き、それを目指して練習する。その繰り返しです 基本をきちんとこなすから心から笑うことができる 口うるさい人はしないので、選手たちが私の言葉が理解できないとチームでは伸びません 努力はセンスを超える 勝つタイミングが訪れるのは、組織そのものが確立された時です 人間の能力に大きな差は無い。あるとすれば、熱意の差だ。最後はやはり、行動力と情熱が人を動かしていく 僕はファーストペンギン。最初にやる人は叩かれます 新しいことをやると反対する人は必ず出てくる。大事なのは何のために、誰のためにやるのかということ。それがしっかりしていれば、異なった考えの人にもいつか理解をしてもらえる 要は「あなたが好き」と言ってくれるかどうか少々長くなってしまいました。必ずしも注釈などに書かれていたことと一致はしないのですが、原監督の言葉としては上記のようなものが心に残りました。原監督のお考えを拝読していると、変わっていっているのは「若者」ではなく時代や社会の背景だと思います。人が変わったのではなく、情報が形になっていることから考え方が変化しているといったところでしょうか。それに上手にフィットさせながら、組織作りをしていることが伝わってきました。チームを強くするためには、個人としてあるべき生活を見直すという基本に立ち戻ること、その個人が絡み合う組織を強くすること、こんなところに焦点を当てることが大切なんだと感じました。その手前には、スカウティングが重要な役割を果たしているようです。私が関わる組織は、スカウティングをせずに集まってきた人間が構成するものが大半です。その中でできることへの思考も働かせていきたいところです。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 26Oct
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      【本〜はじめての現象学】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。スポーツの関係の本を読んでいても「現象学」という言葉がよく出てきます。ここへの理解がないまま読み進めると、その本が非常に難解になることを何度もでやっていました。しかしこの現象学自体がまた理解に苦しむ分野です。本書はタイトル通り「入門書」という位置づけであり、これなら少しは理解が進むかと思い読んでみました。それでもやはり難しいことに変わりはありませんでした。後半の章にあった・「意味」と「価値」の現象学へ・〈真〉と〈信〉の現象学への中で「よい・わるい」「きれい・きたない」などの本質に迫ったり、「ほんとう」の客観性と実存性に触れていく中で、少し理解が進んでいます。現象学自体が難しいのか、それに基づいて考えられていることが難しいのか…なかなか核心に迫りない分野であることは間違いありません。だからこそその理解に向かうことが楽しいのかもしれません。もう1冊くらい現象学に関する本を読めば、理解が加速するような気がします。そんなキッカケとなる1冊でした。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 22Oct
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      【本〜マインド・タイム】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。前野隆司さんの本の中で何度も名前が出てきた、ベンジャミン・リベットさんの本です。他の本が面白かったのでこちらにも興味を持ちました。本書で書かれている内容は序文にもあった「私たちが行為をしようと決定したと思う瞬間よりずっと早く無意識に意志決定をしている」ということでした。このことにおける考察について、様々な研究結果と照らし合わせながら展開されていきました。前半に書かれていたことはアウェアネスについてです。アウェアネスが生じるまでには、刺激が入力されてから0.5秒ほどかかることが繰り返し主張されておりました。つまり実際起こった時点から遅延して、感覚的なアウェアネスの世界が生じることになります。しかし、これを時間差なく感じているのは、感覚経験の主観的な時間遡及が起こるためだそうです。この話を通じて「今」という時を感じる事は、実は不可能ではないのかと思いました。うまく整合性を取ることによって、「今」と感じているだけなのでしょう。他の本を読んでいるときに「今という時はない」と書かれていたのを思い出し、その言葉への納得も深まりました。次の章では無意識的と意識的な精神機能について書かれていました。ここでもやはり無意識的なものが意識に先立って起こるという主張がされておりました。何かについて考えているときに、ふとそのことから意識が離れた瞬間に発想が浮かぶ事は私も経験したことがあります。そのようなことも書かれていました。自分の経験があったからこそ、これについても納得がいきました。その次の話題は行為についてです。自分が自由意志でやっていると思われている行為においても、実はそれに先立って無意識的に脳が起動しているようです。この起動から意識を伴った願望に至り、その後に実際の後に転じるようです。ここで選択しているという実証はないようですが、選択を却下していることは実証されているようです。何が自由意思なのか…とても難しい問題ですね。前野さんの本を読んでいたので、内容的にはスムーズに入ってきたように思います。しかしながら、これまで考えていたことが覆されるような内容であったことは間違いありません。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 19Oct
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      【本〜幸せのメカニズム】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。前野隆司さんの著書です。もともとロボットや脳科学の研究者であった前野さんですが、今は幸福学の研究をしているようです。ロボットの幸福よりも、まずは人間の幸福のメカニズムを明らかにしたいという思いから始まったそうです。そこで1500名の人たちにアンケートを取り、そこから得られた情報をもとにまとめたものを紹介してくださっておりました。因子分析の結果から、前野さんが命名したものが①「やってみよう」因子②「ありがとう」因子③「何とかなる」因子④「あなたらしく」因子の4つだそうです。これらの4つをバランスよく満たされている人は、ポジティブ感情が高く、ネガティブ感情は低く、人生満足尺度も高い結果が表れていたようです。どれかが高ければ良いということではなく、バランスが良いことが大切だとの事でした。幸せについては、「目指すべきものではなく、メカニズムを理解するもの」と書かれておりました。メカニズムを理解すれば目標がわかりやすくなり、幸せを俺的に目指していくという考え方です。そのようなお考えもあり、本書では4つの因子に対してそれをクリアしていくようなお話が展開されていきました。4つの因子を言い換えると①自己実現と成長の因子②つながりと感謝の因子③前向きと楽観の因子④独立とマイペースの因子ということでした。本書を読み進めていく中で、これらのことが決して独立しているわけではなく、絡み合って成り立っていることがよくわかりました。例えば自己実現については、他人との比較ではなく自分自身の中で生じさせるものということでした。他人との比較で得られるような地位財は、幸せの持続性は低いようです。にもかかわらず他人との比較の中で、お金や地位などを目指す人は多いことでしょう。自分自身の中で生じる自己実現と関連するのは第4因子である「あなたらしく」の部分です。こう聞くと、自分のことしか考えてないようにも聞こえてきますが、第二因子である「つながり」は不可欠です。「和して同ぜず」の考えは大切なのでしょう。途中で紹介されていた方が、アメリカの小学校で言われた「好きじゃない人とは仲良くしなくてもいい。ただし、好きでない人の意見も、好きな人と同様に尊重し、たとえ嫌いな人とグループになっても、その人と協力して質の高い成果を上げる姿勢を身に付けるべき」という考え方は、まさにその通りと感じました。幸せについて4つのシンプルな因子に分けられていたので読みやすかったですし、今後自分の頭の中にも思い浮かべやすいものでした。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 18Oct
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      【秘密の塩多塾オンライン】

      こんばんは。塩多雅矢です。毎月恒例の秘密の塩多塾のオンライン編を実施いたしました。本日のテーマは、私が好きなドラマを題材に話を展開することでした。その好きなドラマというのは「恋ノチカラ」です。この中には、仕事人としての自分の心をくすぐられるようなセリフが多々登場します!このセリフを切り取りながら、そこへの考察を加えて展開しました。このドラマの前半部分には、大好きな映画である「エージェント」と重なる部分があります。これは仕事人としての価値観の原点になるものです。この場面が見たくて何度も見返してしまうのです。そして後半部分には、これまた大好きな映画である「魔女の宅急便」と重なる部分があります。こちらの考察については、かなり熱弁をふるってしまいました。魔女の宅急便は子どもの頃には単純な話だと思っていましたが、自分が働きだしてから観ると、仕事人としての考え方を示してくれるように思えます。いつも以上に自己満足な勉強会だったように思いますが、参加してくれた仲間たちの思考を刺激できたようです♪そのように捉えてくれる仲間たちだからこそ安心して自由に話をすることができます笑体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 15Oct
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      【本〜健康という病】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。本屋で出会い、タイトルに惹かれて購入した1冊です。世の中には健康情報が溢れており、それにとらわれることが果たして本当に健康なのか?といったことは、私の頭の中にもありました。そんなことから、本書に惹かれたのでしょう。内容は、まさにその通りのようなものでした。著者の長年のご経験から感じられたことも書かれており、そのことが情報の厚みを増してくれていたように感じました。「努力すれば健康でいられる、ということはない。しかし、自分のことを大事に考えることなしに健康は無い」と書かれておりましたが、まさにその通りだと思いました。著者が問題視されているのは「健康になりたい」という病んでいる人々のものことではなく、「健康でありたい」風潮のことだとも書かれておりました。気にしすぎることも良くないですし、気にしなさすぎることも良くないのでしょう。また「いまでも私は健康という言葉に疑いを持っている。健康な人など果たしているのだろうか。表面的には健康でも、すでに歳を重ねていく人間は常に病んでいる。完全なる健康など幻想に過ぎない」という言葉にも激しく同意。強がって「健康だ」と言ってしまう…私にも思い当たる節があるので、自分の中にある病の部分も受け入れなければならないと感じました。時代の流れとともに健康情報が圧倒的に増えているのが現代です。それらの情報の中には間逆のことを言っていることも多いです。「氾濫する健康生地、健康番組に一喜一憂するのは、健康と言う病である」とも書かれており、情報との付き合い方は非常に大切だと思います。どの情報であっても万人に適合するものはないので、自分に向いているかという判断基準が大切です。そのキーワードとして「治療より養生」が挙げられておりました。「治すではなく治める」も1つのキーワードだと思います。野口晴哉さんの「風邪もひけないような体になるな」という言葉も引用されていました。そんな時に大切になってくるのが「身体語」をマスターすることだそうです。身体から発する信号に耳をすませて、体の声を的確に受け取ることです。養生はとことん自己との関係の中で作られるものなので、このことは非常に重要です。しかし、こうして感じることは非常に難しいので、根気強く体に耳を傾け続けることが大事なのでしょう。そしてその声をもとに、最終的に自分で決定をして、成功も失敗も自分で責任を取ることが大切。結局のところ、自分を信じて、自分の意思で決断することが大切。そんなことがちりばめられている1冊のように感じました。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 12Oct
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      【スボラボ・オンラインセミナー】

      こんにちは。塩多雅矢です。昨日はスポラボ主催のオンラインセミナーにて講師を務めました。テーマは「野球選手の体と力の関係」です。私が過去に集めたフィジカルデータと野球の関係の紹介からスタートしました。レギュラーの選手とメンバーに入れなかった選手の差、ホームランを打った選手と打っていない選手の差、スイングスピードとの関係性など、いくつかの観点からの切り込みました。どれにも共通する要素があり、それが今回の論点となりました。野球選手と体の力の関係とのことで、体の力をどのように伸ばすのか、どのように使うのかなど様々な角度からお話しすることもできました。今回は特にどのように使うのかに焦点を絞りました。キーワードはパワーポジションです。それはポジションを作るためには股関節や胴体の動きが必要です。シンプルな動き作りから始まり、野球に必要な方向性の展開など、普段現場で行っていることを一通り紹介させて頂きました。ご参加いただきました方々の知識の足しになれば幸いです。ご参加いただきました方々運営してくださったスポラボの亀山先生企画の中心になってくださった大日向さん誠にありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

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      【本〜人間にとって病とは何か】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。タイトルが面白そうで手に取った一冊でした。タイトルだけ見て買ったのですが、本書の著者は作家の方でした。この観点がまた面白かったです。著者はスポーツとも縁遠い方のようです。「人間の体の能力の限界を補ったり高めたりすることを、スポーツとして競うということは、私にとってはむしろ滑稽なことに思えた」とも書かれていました。その理由の例として、重たいものを持ち上げることを競う競技に対して、人は重い荷物を持ち上げることが無残な仕事だと思うからフォークリフトやクレーンなどを発明したと書かれていました。私にとって普段はない視点だったので、非常に面白かったです。本書を通して書かれていたことは、自分と対話することの大切さや、自分がやりたいと思うことに向かうことの大切さなどのように思いました。「疲れてやらないことになるから、大切なことからやりなさい」という言葉にも現れていました。著者自身が多様な経験をされていたこともあり、その視点の多さにも興味を惹かれました。もう一つのメッセージは、自分に起こる問題は自分で解決しなければならないといことでしょう。自分のことを守るのは自分しかいない…何事も最後に決定するのは自分である…このような言葉も何度も登場していました。本書のテーマになっていた「病」についてですが、人の中には誰しも健康な部分と病んだ部分が共存していると言う考え方をされていました。健康一辺倒の方がかえって人間らしくないのではないかという考えです。こうした中庸的な考え方は好きなので、こうした立場には同意です。何事においてもバランスを取ることが大切なのでしょう。「体を自由にコントロールすることができない」という章において、心と体という二元論的な考えに基づいて意見が述べられていました。この二元論に賛同しているわけでは無いのですが、「この2つの要素は、それぞれに自分の肌の部分を広げたがっていて、多くの場合、滑稽な対立を見せている。その葛藤をかいくぐりなければならない」という文章は面白かったです。専門的な医療の話が書いてあるわけではないので、誰にとっても読みやすいのではないでしょうか。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 08Oct
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      【本〜暮らしのなかの仏教語】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。仏教の考え方は個人的に好きなもので、時々それに関係した本を読みます。本書は「用語」に焦点が当ててあります。身近に使われている用語が、実は仏教から来ていることが解説されていました。我慢、微妙、他力、有り難う、真実責任、迷惑、世界、愚痴、人間など、8割型普段からよく使う言葉でした。仏教が語源だからといって、その意味が現在も正しいとは思いません。しかし、言葉の大元を知ることは、言葉を丁寧に使おうと思うキッカケにはなります。結局のところ多くのことは自分次第であり、それに気づくきっかけとして使われていた言葉が多かったように思います。なにかの「せい」にするという発想は、仏教の中にはないことのようです。とは言え、自分が全てという考え方でも良くはありません。この辺りのバランス感覚が好きです。特にそのように感じたのは、「口とは、我が無明ゆえに道理に生きることができずに、その結果、状況に振り回され、状況の主体者となり得ず、状況を担いない罪であります」という文章でした。愚痴は「無知」から来ている言葉のようです。周囲の環境や人が悪いわけではなく、自分が無知であるから状況の主体者になれないことということです。何かのせいにしたくなることがたくさんありますが、それで解決しないことが大半です。自らを省みて、もう一度考察をし直す事は大切だと思います。本書の言葉に触れていると、そのように思わされました。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 05Oct
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      【本〜奇跡の脳】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。本書の存在を知ったのは9年ほど前でした。すぐに購入していたのですが、ようやく今になって手をつけました。サブタイトルの「脳科学者の脳が壊れたとき」とあるように、本書は脳卒中を起こした脳科学者の実際にあったお話です。ご本人が体験された話ということで、主観的な言葉で語られているので、その表現に鮮明さを感じました。脳卒中の勉強は、理学療法士の養成校時代にしておりました。一通りの知識はあるつもりです。内容的には教科書に書いてある事はたくさんありましたが、やはり本人の体験から来る言葉というのは非常に入りやすいものですね。教科書などの専門書ではなく、物語を読んでいるような気持ちで読み進めることができました。教科書には書かれていないのは、ご本人の内面で起こっていること。逃走中になった朝の表記で「いつもの現実から切り離されたように感じながら、自分の行動を、実際に行動している本人の視点ではなく、外から目撃しているようでした」とありました。これなど、体験したご本人しかわからない言葉でしょう。その後の表記では、逃走中になった朝の表記で「いつもの現実から切り離されたように感じながら、自分の行動を、実際に行動している本人の視点ではなく、外から目撃しているようでした」とありました。これなど、体験したご本人しかわからない言葉でしょう。その後の表記では、「からだが、個体ではなくて流体であるかのような感じ。まわりの空間や空気の流れに溶け込んでしまい、もう、からだと他のものの区別がつかない」。これもまた非常にリアルな表現。さらには「『からだの境界』という感覚がなくなって、自分が宇宙の広大さと一体になった気がしていました」とも表現されていました。もちろんその時のことなど私に分かる由もないのですが、少なくとも著者が貴重な体験をした事は伝わりました。著者が損傷を受けたのは左の脳でした。言語や論理的思考などを司る側です。これを失うことが、思考にどのような影響を与えるのか…そんなことも明確に書かれていました。全く違う自分になったような気分だそうです。この時に彼女が感じていたのは、右脳があになったことの良さを残しつつ、左脳に必要なことだけを回復させたいというようなことでした。ついには、脳の会話まで上手になったようです。周囲の環境との対話、自分の感情との対話、自分の感覚との対話、自分の体との対話など、非常に繊細に自分と接しられていることが伝わってきました。脳卒中になりたいと思うわけではありませんが、このような感覚が自分の中に目覚めて欲しいとは感じました。本書が名著として多くの人に触れられていることがよくわかりました。脳や精神疾患などの患者さんと関わる方はもちろん、リハビリテーションに関わる人たちに読んでもらいたい1冊です。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆

  • 01Oct
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      【本〜日本語は哲学する言語である】

      おはようございます。塩多雅矢です。本の紹介をさせて頂きます。SNSにて仲間が紹介していたのを見て興味を持ちました。指導においても文章においても、言葉を媒介として情報を伝達しているので、「言葉」についての興味は常に持っています。本書は「日本語を哲学する」ために、たくさんの哲学が引用されておりました。それらに対する考察も述べられておりました。ある人の思想を受けて、他の人が思考することを繰り返しているので、それらの対比は面白いです。それらに基づいていろいろなことを定義した本書自体も、1つの哲学者と言えるかもしれません。第2章でら・「いるーある」問題・「ことーもの」問題・「ひとーもの」問題の3つがテーマになっておりました。特に「いるーある」問題を読んでいて、「ここまで突き詰められるのか」という感銘を受けるのと同時に、普段は無意識に使っている言葉が浅いのではないかと省みるきっかけともなりました。第3章の中で、言葉の持つ特性が5つ列挙されていました。それは、①物事を概念で括って抽象化する働き②それらが語られる時、時間に沿ってラインを引いていくように語れるほかはない③言葉は世界を分節し、切り分けることによって、私たち自身に分類体系としての世界像を新たに与える④言葉の使用は物事を固定化すると同時に、他方では物事流動化する効果を持っている⑤言葉は実体的でない物事をあたかも物理的な実態であるかのように思わせてしまうでした。これらを通じて「言葉は世界を虚構する」という特性に帰着しておりました。非常に面白い考察です。そうした考察を通じて言葉の本質に触れられておりました。それは「言葉とは、音声をその根源として。一定の規範の下に自己を互いに投げかけることによって思想を形成し、それを通して共同存在としての自分たちを不断に創出し維持し、ときには破壊していく営みである」だそうです。ちょっと難しかったですが、読み進めていけば納得のいくものです。第4章では日本語の特徴が考察されておりました。我々が学校で習ったような単語への細分化は、日本語には向かないというのが著者の考えでした。その理由は、文章全体を通じて表現の1つの統一性を持たせようとする、その全体的統一性に話し手の主体性が現れるからだそうです。その他にも日本語についての様々な考察が述べられておりました。全体を通して印象に残ったことは、日本語は関係性の中で成り立っているものが多いということでした。先に述べたような単語への細分化が難しいことは、どうぞ還元的に考えることの難しさを示しており、それに加えて関係性の中で使われる言葉が変わることを考えると、日本語が曖昧になる理由も何となく理解ができます。少々難しい本でしたが、普段使っている日本語について深く考える1冊となりました。体の教育を通じて部員の主体的な学びを引き出し生涯学習の礎となる部活動を構築する部活体塾塩多 雅 矢♪塩多のホームページ♪◎本の目次◎★文献紹介★☆独り言〜備忘録☆