こんにちは音譜

 

もう2月が終わりますよ!

この2月もスキーに明け暮れた1ヶ月でしたべーっだ!

街中の雪解けはどんどん進み、

スキー場の雪もめっきり減ってきましたダウン

スキーシーズンもあっという間に終わっちゃうなぁあせる

 

毎年のことですが、

スキーあせるに費やす時間が増えると、

読書時間が激減するというジレンマに苦しんでいます。

 

そんな中、読んだのはこちらの本



 

『京の大工棟梁と七人の職人衆』 笠井 一子

 

 

日本家屋の建築に興味があるという

鍼の先生からお借りしたもの。

 

とっても面白かったアップ

 

 

とにかく職人に興味津々の私には

ドンピシャ!の内容でした。

 

 

数寄屋大工

左官

表具師

錺師(かざりし)

石工

畳師

簾師(すだれし)

庭師

 

8人の職人さんへのインタビュー集。

 

 

そもそも漢字が読めない職業もあったし、

どんなものを作る職人さんなのか分からないものもあせる

 

 

表具師とは、障子やふすまや屏風、掛け軸などを

手がけるお仕事です。

 

錺師とは、主に寺院建築で使用される金属製の飾りを

作る職人さんです。まったく知らない言葉でした。

 

 

どの職人さんもその道を極めていらっしゃいますが、

特に数寄屋大工の棟梁は筋金入りです!

 

建築はその人の人格

 

と断言する棟梁の言葉には重みがありますね。

 

ご近所のおうちを見回しても、

住んでいる人の人柄がにじみ出てますもんね~。

 

堅実な人はオーソドックスな家を。

今どきな人は今流行りの家を。

ナチュラル志向の人は自然素材を多用した家を。

モダン志向の人は近未来的なデザインの家を。

 

面白いものですねニコニコ

 

 

 

職人さん、みんな声を揃えて言うのは、

優れた素材あっての作品だということ。

 

でも、年々質の高い天然素材が減っていると嘆いています。

木材や、石や、イグサや、葭(簾の原料)、土(塗料の原料)

日本古来の良質な原料が環境の変化で減っている。

 

後継者不足ということだけじゃなく、

伝統的な職人文化の継承危機は、素材不足にも

大きな要因があることを知りました。

 

由々しき問題ですショック!

 

 

改めて日本建築の良さを再認識。

 

でも、我が家には和室がありません。

畳やふすま、障子などメンテが大変だという理由で

作らなかったんですよねあせる

 

現代の住環境の変化というのが

日本建築の衰退の最大の原因かもしれませんね。

 

 

それにしても、職人気質というか、

その生き様に惚れちゃいますラブラブ

 

職人文化は、日本の誇りですビックリマーク