【302】中型バスで多治見駅 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

【301】からのつづき


三千盛さんの酒蔵をあとに、日本有数のタイル産地という笠原地区を歩く。

冬晴れのもと、タイル貼りのゴミ集積場を眺めたり、酒蔵を目指す人たちとすれ違いながら10分ほど歩き、こちらに到着。
笠原車庫バス停のポールは、かつての東濃鉄道笠原駅の跡地である東濃鉄道(東鉄バス)多治見営業所の近くに立っており、ここからは多治見駅や土岐市駅へのバスが出ている。
1978年に廃止された鉄道の代替路線となる東鉄バス笠原線は、土休日の日中でも19~65分の間隔で運転されている。

鉄道の廃線跡は、サイクリングロードとして再利用されている区間も多く、多治見駅までは5キロ程度だから、ハイキングにはちょうどいいコースだが、三千盛さんの蔵でそれなりの酒量をこなしたため、トイレの心配があるので、今回はバスで向かうことにする。

営業所内の案内窓口に立ち寄り、次の多治見駅行きの発車時刻を尋ねると約10分後とのことで、バス会社の方が表まで出てきて、少し離れた場所にあるという多治見駅行き乗り場の方角を教えて下さる。
礼を述べてバス停留所を目指そうとすると、ちょうどこのカラーのバスが営業所前の降車場に到着。

リバイバルカラーの大型車で、多治見駅行きは折り返しであのバスが来るのかなぁ、なんて思いながら停留所を目指す。

多治見駅行き乗り場に着くと、若い2人連れが待っており、その後ろに就くと、酒蔵帰りとおぼしき2人×3組があとに続く。

やってきた多治見駅行きは、中型バスのエルガミオで、先ほどのリバイバルカラー大型車は交差点の斜向かいにある停留所から、土岐市駅行きとして多治見駅行きの少し前に出ていくのが見えた。

10人ほどが乗った多治見駅行きは、途中から大型車では走行が難しそうな狭い旧道を走り、約15分で多治見駅に到着。

いい酔い心地で中央西線に揺られ、名古屋から「のぞみ」のPシートで「ヤマサの豆ちくわ」をアテに國盛をやりながら帰京した。
(おわり)