ドイツ・ブンデスリーガは素晴らしい選手の宝庫だ。もちろんJリーグも素晴らしい選手の宝庫だけど。よく見るチーム中心の紹介にはなってしまうが、
今回はマインツのドミニク・コーア。
第34節、VSヴォルフスブルクのプレーは圧巻だった。
15分、ヴォルフスブルクの左FWパレデスが左コーナー付近のスペースでボールを受けようと走りこむ。
ここに寄せたのがコーア。無駄のないアプローチで接近すると、スライディング!! 右足インステップでボールを刈り取る。遠い位置からでもボールを奪いきれるというスライディングのメリットを最大限に生かしたプレー。
56分には、PA内右ハーフスペース。ゴールライン付近でうまくボールを引き出したヴォルフスブルクのヴィマー。そのままゴールラインに沿ってマインツゴール付近まで進入。中央で待っていたウィンにパス。ウィンは触ればゴール、という場面だったが、ウィンの前で素早くカットしたのはコーアだ!! 危険なところを察知し、的確に寄せるプレー。
失点を防ぐプレーには、ゴールを同じ価値がある。
第31節のケルン戦は出場停止のMFアミリに代わりボランチで先発。アミリとはキャラクターが違うが、自分の仕事を全うした。ドイツ・ブンデスリーガでも屈指の守備職人・コーア。ドイツ代表には入らないのかな。調べてみると、アウクスブルクに所属していた選手だ。僕が観戦にいった14-15シーズンにも所属しているから、あの時いたのかな?