「これ毎日着て
ヌナに抱き締められてると思って寝るね」
テヒョンくんはそう言って
嬉しそうにパジャマを見ている。
「毎日じゃなくて良いけど……
でも……たまに着てくれたら嬉しいな。
それでゆっくり寝れるといいなと思って」
「はぁ〜
やっぱりヌナの優しさが込められてる〜
大事にするね!
あ、でもカメラに写しちゃまずいからな…
ヌナから貰ったやつは独り占めしたいし
こっそり一人で居る時に着るね。
これで楽しみが出来た〜」
こんな安物で……と
やっぱりプレゼントに
気が引ける所はあったけど
彼はやっぱりなんか
すごく素朴で
些細なことで喜んでくれる人だった。
離れればあれこれと想像して
勝手に距離を感じてしまう自分にとって
彼と会うこと、話すことが
最大の精神安定剤になっていることに
この時気がついた。
あぁ………
こんなペースで…
数ヶ月に1回…
いや
半年に1回くらいのペースで
彼に会うような状態…
私のメンタルは今後も大丈夫なのかな……。