色々動揺していると
「あ……ジンくん……何…飲む?」
そう彼女が小さく声を掛けてくれて
ハッとした。
うわ〜ジンくんって呼ばれた///
たまんない。あ〜〜最高。
いきなりキュンとさせられて
ニヤつきそうになる所を必死に隠す。
「僕は自分で頼むから
コリンは心配しなくて大丈夫だよ~」
メニューを見て気を取り直そう。
ん〜〜〜まずビールか?
そう思いながら
彼女が何を飲んでいるのか
チラッと確認すると
なんか甘そうな色の飲み物が置いてあった。
「ていうかあれ?
コリン、ビール飲まないの?」
そう問い掛けると
彼女はなんか気まずそうに
上唇で下唇を隠した。
「いいの…。そういう気分だから…」
でも全然減ってないから
それは嘘なんだろうなと思った。
誰かが彼女をイメージして頼んだか
気を使ったんだろうな……。