「ヌナは………僕のこと知らなかったけど…

笑顔で………優しく声を掛けてくれたから……。

僕はすごい無愛想にしてたはずなのにね。

それが僕にはすごく嬉しかったんだ……」






私はそれを聞いて




えっ と思った。









そんなこと…………?って……。










「ヌナはすごく暖かい人だろうなって

直感的に思った。

仲良くなってみて……

思った通り…優しくて……

話をしててもすごく楽しくて……。


そうやって芸能人扱いしないで

普通の人間として接してくれることが

僕にとってはすごく貴重で……

嬉しかった……」







私は驚いて思わず



そう少し恥ずかし気に

俯き気味で話すジミンくんに目を向けた。











「でも最初に会った時は

正直、通りすがりだよなって思ってた。

でもさ……帰り道でもなんか……

ヌナのこと思い出して……。


そしたらまたヌナに会いに行ってて

気づいたら友達になろうって声掛けてた。

自分でもビックリしたよ」







彼が私と友達になりたいと思った理由は





正直、意外過ぎて………。














でも




純粋な彼が




私に対してそう思ってくれて








それで

友達になりたいと思ってくれていた

ということは



素直に嬉しかった。