こんなにぶつかって
やっぱりもう
彼とは修復出来ないんだろうなと思った。
シーンとしてしまって……。
あぁヤバい
カッとなって言い返してしまったし……。
冷静になれなかったことを後悔したから
「ごめんカッとなった……」
それは素直に謝った。
でももう私たちはダメなんだと思ったから
この場を離れようと
キッチンに行こうとしたら
「俺も悪かった…。
ちょっと……落ち着いて話そうか…」
意外にもそう謝ってきたから
一旦キッチンでお茶を入れてから
リビングに戻った。
テーブルに彼の分もお茶を置いて
自分もソファの端に座ると
一口飲んで気持ちを落ち着かせた。