私は唇を噛み


緊張とか焦りとか色んなストレスで

手に力が入って

爪が自分の手の平に食い込んでたけど





そんな痛みも気にならないくらいに

心臓の音が目立っていた。















でもふと


ヨンジュン先輩に



『後悔するよ』と

言われた言葉を思い出して…












私は更にグッと手に力を入れて






やっとのことで


彼に本当の気持ちを話そうと意を決する。














「………………ごめん……。

別れたかった理由は……………

心が不安定だから………」








そう言っても彼は



ただ黙ったまま私を見ていたから








私はそのまま言葉を続けることにした。












「ユンギとはさ……今遠距離だし……

それがなくても元々会えない…じゃん……。

でもそれは……付き合う時から分かってたし

仕方ないことだって分かってる。


でもユンギは……そういうこととかで……

私に色々と気を遣ってくれてるでしょ?

私……それが

ユンギの負担になってる気がして……。

私ってユンギの何なんだろうって

色々考えてたらなんか……

もう嫌になってさ……」









あぁ………なんか

まとまりない話してるな……







つくづく私ってホントめんどくさい女だな……









思っていることを

オブラートに包んで話しながらも

益々自分が嫌いになっていく……