翔ばない守護天使 146ナムの核心をつくような言い方に僕は動揺した。「本心………………じゃない」「本当は?どうあって欲しかった?」こんな本音………情けなくて話したくない。僕は押さえ込んでいた本心を解放することにかなりの恐怖があった。だから人知れず自分の醜い想いに蓋をしていた。でも………ナムは今まで辛いことがあってもずっと傍に居てくれたし今回も悩んでることに気づいてくれた。親友だから………僕は思いきってナムに本音を吐き出すことにした。