「どういう話になったかとか
何か進展があったら
随時俺に報告して欲しい…。
芸能界ってモヨナが思ってる以上に
色々あるんだ。
だから自己判断をしないで欲しい…」
現段階で
どこの事務所にも所属していない彼女を
守る役目は僕だと思った。
彼女には二度と過去のあのような…
酷い傷を負って欲しくなかったから………。
「分かりました。
約束します!」
「ありがと。
俺がすぐに返答できなくても
連絡は入れといて」
「分かりました!」
とはいえやっぱり不安だなぁ…………。
「じゃあまた……連絡して」
「はい」
僕は一抹の不安を抱えながら
彼女との電話を切った。