「興味はあるの?」
「ぇ………まぁ…………
コンタクトってすごいなぁって
オッパのおかげで素晴らしさを知って
感動したので……」
あれから彼女は
ずっとしてきた瓶底眼鏡を辞めてたし
僕の影響は強いんだろうとは思っていた。
だからこそ
僕には責任があるような気もした。
「まぁ……………
そんないきなり大々的には出ないだろうし…
とりあえず話を聞いてみて
モヨナがやってみたいって思ったら
やると良いと思う。
やりたいことはやらないと……
後悔すると悪いから」
責任を持って
そうはアドバイスしたものの
僕の本心は、実は違った。
束縛すべきじゃない……
彼女の自由にさせてあげたい…………が半分
もう半分は
彼女のことをみんなに知られて
彼女のことを好きになる人が増えて
他の誰かに
取られるのではないか……という不安だった。