「ユンギ……」
「遅くにわりぃ。
少し上がってもいい?」
彼女は無言でドアを開き
俺を中に入れてくれた。
彼女は居室へ行き
「ごめん散らかってて」
と少し広げていた物を端に寄せながら
俺の為に
通り道を作ってくれた。
「いや……こんな時に来る俺がわりぃ…」
彼女はお茶を出そうとしてくれたのか
キッチンに行こうとしてたから
「そんな長くいるつもりないから…
ちょっとまず……話…いいか?」
彼女を呼び止めた。
彼女は
「あ………そぅ……」
と動きを止め
ソファに座るよう言ってくれた。
俺がソファに掛けると
彼女も横に少し離れて座る。