彼女にパワーをもらって
元気を取り戻した僕は
翌日からすぐに動き始めた。
騒動で迷惑をかけているメンバーには
申し訳なさから
自分からあまり話しかけられずにいたけど
メンバーとも
色々と話してみようと思った。
「ヒョン。
元気になってくれて良かったです。
さては……モヨンちゃん?」
ジミンにはすぐにバレてしまって
さすがだなぁと笑って返事をした。
「まぁ……そんなとこ。
みんなごめん。色々と迷惑かけてて…」
僕は笑顔から一変して
真顔で皆に頭を下げた。
「ヒョン。
頭なんて下げないでくださいよ~
僕たちだって同じ気持ちなんです。
僕たちも居た
あの場所でのことですから…」
顔を上げると
メンバーは優しい目で僕を見ていた。
「昨日ホソギがマネと話してる時に
俺たちも話してたんだけど
ホソギは彼女と外を出歩いた訳じゃないし
なんでこんな情報が出回ったんだ
って感じだよな」
「情報の出所が謎だし
なんで俺たちは
練習生とどうこうと言われないのに
ホソギだけ言われるのか…
それも謎だ」
「そういうのってこれまでからしても
まずジョンゴギとかテヒョナが
言われそうだしな……」
確かに
なんで僕だけなんだろう…
写真を撮られた時だって
僕たちも練習生も近くに居たはず……
皆の話を聞けば聞くほど
疑問は沢山浮かんできた。