彼には私を忘れて


次へ進んで欲しかった。










だから





いつもより少しキツい言葉で


住む世界が違うのだとハッキリ言った。












でも






なんとなく


彼が落ち込んでいる感じがしたから
少しだけエールも送った。














荷物を少し片付けて





ソファに横になると





彼からまたLINEが来た。















私は鼻の奥がツーンとした。









文面からだけど



彼はいつもと違う気がした。









でも私には


上手く励ましたり


上手く返す器用さはなくて






その文面を見つめたまま
何も出来なかった。













何度も文を打っては消し………








結局
返すことなく眠りについた。