俺は過去に対人恐怖症になって

鬱状態になって









だから

決して鋼の心を持っている人間じゃない。












人に嫌われることに
それなりに怖さがある。



 






彼女は俺の味方だと思ってるから




今後俺の芸能生活がどうなっても



彼女だけは
離れて欲しくないと




離れないでくれと
俺は切に願っていた。












そのくらいこの時の俺は
彼女のことが好きになっていたから


不安にもなっていたんだと思う。








この幸せがいつまで続くのかって……。








でも彼女は
どういう心境で言ったのか分かんないけど




「わ、私も幸せだよ…?」




そう言ってくれた。










でも不安だった俺は




「ホントかよ。
お前ホント何も言わねぇから」




彼女を疑った。











「い、言いたいことがないだけだよ…」








それは
俺のせいで言えないんじゃないか?





本当は心の中で思ってること
色々あんだろ?










それ以上何も言ってこなかった
彼女の頭を


頼りない彼氏でごめんなと思いながら
優しく撫でた。