彼女は俺がご飯を食べている間
 
 




せかせかと準備をしてくれていて






なんか悪いなぁと思った。











しばらく連絡もしない冷たい彼氏なのに


こういう時に突然来た迷惑な俺を
迷惑な素振り一つ見せずに
暖かく迎えてくれて




幸せな気持ちにさせてくれる



女神のような彼女に


俺は本当に頭が上がらない。










ここに居るだけで



彼女に会わなかった数ヵ月分の疲れが
一気に吹き飛ぶようだった。














「旨かった。ごちそうさま」





俺はペロッと食べて綺麗になった食器を
キッチンへ持って行く。








彼女は




「あとはやるよ」



とお皿を受け取ってくれた。










彼女はきっと良い妻になるんだろうな……










「わり……」



悪いなと思いつつ彼女に皿を渡した。













食後は
気分が良い内に……と



行き詰まっていた仕事に取り掛かってみた。
















でも少しするとまた

頭痛がしてくる。













ここ1ヶ月

俺は頭痛に悩まされていて





仕事をし始めると

症状がすぐ現れるようになっていた。













あーここでもダメかよ……
頭割れそう………