私はただただビックリして
息を飲んだ。
「ごめん……
あんま連絡出来なくて……」
耳元で聞こえる彼の声は
画面を通してでも
電話を通してでもない
私の大好きな彼の生の声で
幸せ感と
少しの緊張感をおぼえた。
「会いたかった…」
そう言われて胸がきゅっとなる。
彼がそう思っててくれて
言葉にしてくれたことが嬉しくて
私は
らしくないけど
「………私も……」
小さい声でそう呟いた。
彼はそれが聞こえてなのか分かんないけど
抱き締める力を少し強めながら
フッと笑った。
その後は2人で居室に行き
ソファに並んで座って
会えなかった間の
お互いの状況を少し話した。