「ごめん……そんなつもりじゃ………」
「俺ホントずっとヌナのこと大好きで……
愛してるのに……。

俺の元から居なくなった1年ちょっとの間…
1度もヌナの事忘れたことはなかったし
ヌナ以外の女に
感情を持ったこともなかった……」








僕は不安を吐露した途端


彼女への気持ちも止めどなく
口から溢れ

涙と共に流れ出る僕の感情を
完全に制御することが出来なくなっていた。











「これまでも…これからも…
ヌナ以外無理だよ俺……。
俺を見捨てないで………」










世界のBTS


世界の''V''



 

なんて到底言えない程の
情けない僕を見て

彼女はたいそうガッカリしただろう。











そう








僕は
好きな女に駄々を捏ねてるだけの
格好悪い
ただの男なんだ。







だから
僕より格段に大人な彼女は







「テヒョンくん……
テヒョンくんのことを愛してくれる人は
沢山いるよ。
中身も愛してくれる人も沢山いる。
私とはもう終わったの……。
だから………次に気持ちを………」




そう言った。









こんな子供な僕と
彼女が釣り合う訳ない。




分かってる。













でも





諦めが悪い僕は



 


言葉では伝えられる程器用じゃなかったから


無理矢理彼女へキスをして
想いをぶつけた。











好きという想いが溢れて

彼女への配慮もなく
ただ一方的に口付けていたから





彼女が僕の胸を押したのが分かると

ハッとした。