翌朝から

またバタバタと
スケジュールが詰め込まれていたけど
お昼の休憩時間になると
また彼女にちょっかいを出したくなって
LINEを送った。

彼女が
ジョングクのうちわを持っていたことを
思い出して
そう聞いてみた。
彼女のサラッとした回答がきた。
我ながら答えづらい質問だと思ったけど
感情の読めない彼女に対しては
これくらいの問いかけも
必要なのではと思って
そう送った。
でも僕は
彼女の返信に
何故かものすごく緊張した。
彼女から来た回答は
当たり障りのないものだった。
誰も傷つかないTHE模範解答。
彼女なりの配慮とか
色々込められてるのだろうとは思うけど
僕は物足りなさを感じてしまっていた。
僕の求めているものは明らかだった。
それから少し経ったとある日
僕はLINEでまた気になることを聞いた。
僕の記憶の彼女は
中学生で止まっているから
彼女のことは何も知らない。
彼女は一体
どんな人で
どんな生活をしているのだろう………
僕はそれが気になっていた。
あまりにも彼女に似合いすぎる仕事で
僕は一人笑ってしまった。
とだけ送ると
僕は何となくニヤついた。
彼女がいそうな図書館は
1つくらいしか思い浮かばなかった。
僕はオフの日に
その心当たりのある図書館に行こうと
一人計画を立てた。





