どのくらい眠っていたのだろうか……。























私は何とか生きていたみたいで












目を開けると
白い天井が見えた。









目を動かすと
近くに誰かがいることに気がつく。










「○○○さん!?
気づかれましたか!」


  



驚いたようなその声は






芦野さんだった。









その後すぐに
芦野さんは誰かを呼びに行って
私は1人きりになった。




 
 
辺りを見回すと点滴とかがあって


その時初めて
私は病院に運ばれたんだと気づいた。

 










先生が来ると軽く診察が行われて






1週間程で退院はできると告げられた。












その後芦野さんは
私の心身を気遣いながら


私の身に起きたことを説明してくれた。














私が見知らぬ女性に襲われたのは
4日前のことらしい。







切られた場所が悪かったようで



出血性ショックで意識が戻らず



3日間目を覚まさなかったらしい。









一時は生命の危機さえもあったとのこと。






傷口を縫って、輸血をし


あとは意識を取り戻すのを待つだけ……










そして3日が経ち








ようやく

私が目を覚ましたようだった。













私を襲った女性は


グクの大ファンだと
供述していたらしいけど



芦野さんは警察の話を聞いて


あれは
''サセン''と呼ばれる類だと思ったらしい。




 


彼女はグクのストーカーと
ニュースで情報を得て
私の存在を知った。


そして
居ても立ってもいられず 


タイミングを見計らって
私に接触したとのことだった。