朝ごはんを作っていると

わりと早くグクは目を覚まして





布団を片付けたり

出掛ける準備を始めていて




珍しく
皆と同時にごはんを食べ始めていた。







出る時間の直前には
少しバタバタ感もあったけど



メンバーを送り出すと



朝の戦争が終わったと
一息ついた。


 




その後
いつものように
朝の仕事をしていると




午前中早い時間に
サンウさんが突然寮にやって来て


私はかなりビックリした。







私をどうやらアパートまで
送ってくれるとのことだったので



やるべきことを急いで終わらせて
一緒に玄関を出る。






外に出るのは怖かったけど

サンウさんを信頼しているから
わりと落ち着いて出て行くことができた。





外にはやっぱり
何人かの記者が張り込んでいて


私を取り囲もうとしていたけど
サンウさんが守ってくれて
無事に切り抜けることができた。






足早にアパートへ向かうと
玄関の前まで
サンウさんがついてきてくれた。




夕方にまた来るということだったので


「すみません、よろしくお願いします」


と挨拶をして



私は家の中へ入っていった。












 

それからは
サンウさんの予定が大丈夫な日は
こうやって送り迎えをしてくれて



サンウさんが来れない日は
寮母をお休みすることにして 



なんとか1ヶ月乗り切ることができた。







そして
報道から時が経って
寮の周りも落ち着いてくると

私は1人でも出歩けるようになった。










そんな落ち着ける日がやっと来た
と思うのも束の間






騒動が落ち着いた矢先に





生活を一変させてしまうような
事件が起きてしまった。