テヒョンさんの声に続いて
皆が続々と部屋に入ってきた。
私の慌てように対して
ユンギはいたって落ち着いていて
「ちょっとトイレ行ってくるわ~」
なんて呑気な事を言って
部屋から出て行った。
私だけ残して…
酷い…
私だけ恥ずかしいじゃん…
ユンギの後ろ姿を
微妙な顔で見ていたからか
ホソクさんが少し心配そうに
私に声を掛けてきた。
「どうしました?」
私は彼の問いかけに
ハッと我に返った。
「何とも言えない顔してますけど…」
彼にそんな事を言われて
そんな顔してたのか…
と恥ずかしくなった。
でも
せっかくホソクさんが話かけてくれたので
チャンスかもしれない…
そう思って
私は最近のユンギの事を
聞いてみることにした。
「あの…ちょっと聞いてもいいですか?」
私がホソクさんに問いかけると
他の皆も一斉に私の方を注目した。
うぅ…
言いづらい…
「何でも聞いてください!」
ホソクさんが目をキラキラさせて
そう言うので…
「あの…ユンギの事なんですけど…
最近何かありましたか?
…なんか様子が変で…」
ホソクさんは急に怪訝そうな顔をした。
「様子がおかしい?」
「はい…
なんかあんまりクールじゃないというか…
いつも私に興味無さそうなのに
なんか一緒に居たがるんですよ。
変だなぁと思って…」
私は首を傾げて
ユンギの様子を思い出しながら話した。
すると
「ラブラブしたいだけだよぉ。
ヒョンはシセリさんの事大好きだから~」
クネクネした動きをしながら
テヒョンさんが混ざってきた。
私は思わず吹き出しそうになったけど
ソクジンさんが
テヒョンさんを手で追いやって
私に問いかけてきた。
「今まではそんなことなかったの?」
「はい…」
私の返答に
みんなが
うーん…
と考え出す。
すると、ジョングクさんが突然
「あ…もしかして…」
と突然口を開いた。