12.
あなた自身から分離した兄弟、古の敵、夜あなたを密かにつけ回しあなたの死を画策する殺人者、しかも、彼は緩慢なゆっくりとした死をもたらそうとしています。あなたが見る夢はこういう夢です。
2 しかしながら、この夢の背後にもう一つの夢があって、その夢の中ではあなたが殺人者であり、密かな敵であり、あなたの兄弟とこの世界を破壊しその死骸を食らう禿げ鷹です。
3 ここに苦しみの原因があります。あなたのささやかな夢とあなたの実在との間の空間があります。
4 あなたには見えることさえない小さなギャップ、幻想と怖れの出生地、恐怖の時、そして古の憎しみの時、大きな不幸の瞬間、こうしたもののすべてがここにあります。
5 ここに非実在の原因があります。
6 そして、それが解除されるのもこの場所です。
........
14.
あなたの夢の代わりに、「神」が与えてくださった夢を受け容れてください。
2 夢を見ている人が誰であるかがいったん認識されれば、夢を変えることは難しいことではありません。
(テキスト27章7節12、14段落)
6.
...
2 すべてのものが一つである永遠の中に、一つのごく小さな狂った考えが忍び込み、その時点で「神の子」は笑うことを思い出さなくなりました。
3 彼が忘れたとき、その思いは深刻な考えとなり、達成することも実在的な結果をもたらすこともできるものとなりました。
4 私たちは一緒であればこれらの考えを笑い飛ばすことができます。そして、時間が永遠の中に忍び込むことなどできないことが理解できます。
5 時間が永遠を包囲することができるようになるなどと考えるのはただの冗談にすぎません。永遠は時間が存在しないことを意味しているのですから。
(テキスト27章8節6段落)