こんばんは、B.T.です。
いつも読んでいただいてありがとうございます。



飽きもせず、いい気になってアマミのクワガタの記事ばかり書いています。有頂天になっていますのでお許しを。(^_^ゞ


さて、今回は現地で同定ミスをしたアマミ普通種のメスちゃん達をまとめて観察します。

比較画像でその違いをよ〜く見てみましょう!(^^)



奄美の娘たち、同定困ったちゃんトリオ。

左からアマノコ、スジブト、アマヒラです。



み〜〜んな背中にスジがあります!(汗)

こうやって並んでいると差を感じるけど、1頭1頭手にした時は今でもかなりヤバイ!

かっこいいけど、私のような素人には混乱の元なので、しっかりおさらいしておきます。



【 前翅のスジ 】

上からノコ、スジ、ヒラです。

上のノコは全体にスジの明瞭さに欠け、ハッキリ分かるのはセンター付近の2本だけです。

中段のスジブトが1番明瞭な感じで、左右それぞれ5本のミゾが見えます。

下のヒラタはスジは明瞭に見えるものの、全体に光沢があり滑らかさも感じるのでそれとわかります。


【 背部全体 】

ノコは本土のものと似て前胸と前翅(下胸)の間の切れ込みが少なく全体に一体感がありますね。


スジブトも丸みでは負けませんが、前胸からの流れが切れ込んでいますし、前胸背板の点刻が深くざらざらした感じが1番強いです。


アマヒラはスジブトとスタイルは似ていますが、前胸背板にテカリがあります。
この個体は32mmと小型の為、ホンドヒラタのような豆ピカの特徴が出ているのかもしれませんが、他の2種にはない傾向だと思います。


【 前肢 】

左の大きい画像はノコ、右上はスジブト、右下がアマヒラです。

どれも湾曲がありますが、ノコの前肢はかなり特徴的なギザギザがあります。スジブトとアマヒラは似ていて前肢だけでは同定は難しそうです。


【 アゴ 】

最後はアゴの観察です。

左のノコのアゴは真っ直ぐで細く鋭利な感じです。
真ん中のスジブトと右のアマミヒラタは内側への湾曲が強くなっているように思います。





さてさて、ここまで素人レベルで独断的に気づいた特徴を並べ立ててみましたが、慣れると一瞬で判別出来そうです。


(上の写真で見分けられます?)


とにかく、
こうしてしっかりおさらいしておけば、次に採った時には瞬時に判断出来るんじゃないかな?(`_´)ゞ


…次の機会が来るかどうか分かりませんが。(大汗)



でわでわ。