こんにちは、B.T.です。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


のりちゃんさんのブログを読まれている方は既にご存知だと思いますが7月9日から11日にかけて奄美大島に遠征してきました。

今回から5回に分けて長編の採集記を上げさせていただきます。長文で読みづらいとは思いますがよろしければご一読ください。



【 はじまり 】

コロナ禍が始まるずっと前、去年の樹液シーズンが終わった直後の9月くらいから、のりちゃんさんと離島遠征の夢を話し合ってきました。


福島への遠征を諦めてでも
どこか島へ行ってみたい


相談がまとまって、予算を調べてみるとなんとかなりそうだと分かりました。

それ以来、お会いするたびに話し合い、年明けごろには詳細が決定していました。


【 遠征の計画 】

・行き先は奄美大島
・ターゲットは何でも(採取禁止種を除く)
・時期は7月初旬
・期間は2泊3日
・採集方法は外灯周りとバナナトラップ

早速、早割りを目当てに飛行機や宿、レンタカーを予約してワクワクしながら季節が巡って来るのを待っていました ♪






そんな時にコロナ禍が…






ガーン





お先真っ暗!



一時は絶望的な気持ちになりました。でも、そんなに簡単に諦められるわけもなく、とにかく普段の行動に気をつけること、そして採集活動は最低限に抑えることを徹底して今回の遠征に賭けるような気持ちで日々を過ごしてきました。


すると5月の末に緊急事態宣言が解除され、6月の下旬には県境をまたぐ移動の制限がなくなって世の中の空気が変わってきました。


これは行けるかも?


ただし、この記事を書き始めた6月30日時点では東京での感染者が再び増えはじめており、地方では東京在住者が来ることを怖がる方もいるようです。


その気持ちはわかります。


そこで予約した宿のオーナーに電話して今の島の人々の気持ちをお聞きすると、観光業の関係者はお客さんにどんどん来てもらいたいと思っているが、それ以外は微妙…との事。


それはそうだろうな。


また、奄美大島出身の知人が2人おりまして、意見をお聞きしました。

お一人は「行ってあげてください。観光客が全く来なくなって向こうでは悲鳴をあげてます」と。

また別のお一人は「大丈夫だよ」と実際に私達より1週間ほど先に現地に行かれました。




私達は悩んだ末に、本当に散々悩んだ末に、とにかく感染に注意して行ってみよう!と心を決め出かけることにしました。




【 バナナトラップ作成 】

先日、バナナトラップ(以下、バナトラ)を作って仕掛けた記事を上げました。察しの良い方は怪しいと思ってらしたと思いますが、実は今回の遠征のために練習してみた訳です。

テストがまあまあの結果だったので本番用の物を作成しました。

(以下はバナトラの作り方を書いであるだけなので興味のない方は飛ばしてください)

先ずは大量のバナナやネット、袋などを用意。
どうせ発酵させてしまうので熟れ過ぎて安売りしているバナナを買いました。(お店の人も喜んだ事でしょう。(^^))


バナナは適当な大きさにカットして


そのままネットに入れました。
ネットは破けやすい事がわかったので、今回は二重にしています。


発酵促進剤の材料。


これらを全部混ぜておきます。


ネットに入れたバナナをジップロックに入れてから


発酵促進剤を上からかけて封をしました。


宅配便で送るわけですが、発酵するとガスが出て膨れるので、輸送中液漏れして輸送業者さんに迷惑をかけないように全体を衣類圧縮袋に入れて完成。(笑)

今回は念のため圧縮袋も二重にしました。
これで現地で問題なく受け取れるといいのですが。



【 追記 】

今回のバナトラはドライイーストが効き過ぎたのか、ガスが多量に出て圧縮袋が半日で破裂!
逆に密封することをやめ、袋全体を捨てるつもりだった薄い布団でくるんで送りました。
結果は大成功で液漏れなく現地で受け取る事が出来ました。



長くなりました。
続きは「奄美大島遠征(2)」で (^^)♪

でわでわ。