ばらまきで経済失速～ズマ大統領辞任。
南アフリカの議会は15日、前日に大統領を辞任したジェイコブ・ズマ氏の公認として与党アフリカ民族会議（ANC）議長で元実業家のシリル・ラマポーザ氏を選出した。南アの株価指数は15日ラマポーザ政権の誕生を好感し、前日に比べて一時4％値をあげた。通貨ランドも対ドルで上昇した。【2018/2/16 日本経済新聞】
南アフリカ共和国といえば、
イギリス植民地から独立し
【アパルトヘイト】をなくしていこうと決めて
まだ28年程です
南アフリカは
複雑な歴史により極端な格差ができています。
だから現在も裕福層住宅地と粗末な小屋の居住地が
はっきりと区別されたままです。
差がありすぎる！
空からの写真でよくそれが分かります。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/01/aerial-photos-capture_n_10765950.html
また南アフリカは多発する犯罪や
人口の35％もの【HIV】や【結核】の感染などの
問題があります。
しかし、何といっても【資源国家】で、
たくさんの鉱山を持っています。
プラチナ、ダイヤモンドなどは世界シェア第１位です。
2009年に【ズマ氏】が南アフリカ大統領に就任してから
不景気が続き、政治も腐敗し、国民は不満がいっぱいでした。
今回新大統領に就任する【ラマポーザ氏】は
実業家で成功をした人らしいですよ〜
経済に強そうです！
貧困の差をなくし、
治安も良くしてくれるかなぁ？
【S&P】格付けでは”BB”と
新大統領のニュースの割には辛口です。
「今度こそ【BRICS全体】が良くなるぞー！！」
と言われたあの頃が本物になるといいですね。
もう、南アフリカは
自国の資源収入に甘える時代からサヨナラをして
新興国を引っ張っていく力を見せてほしいですね。
ランドは【高金利通貨】で魅力あり
、
少しずつ為替も戻していくんじゃないかな
『〜コーチ浩子さんさんが見た南アフリカから～
大きな格差社会と、セキュリティの発展した南ア社会には驚かされました。街そのものは危なくて車を降りて歩けない、窓という窓は必ずと言っていいほどの鉄格子。ショッピングモールはセキュリティカメラが厳重で、地元のニュースを見ると、それでもATMでの犯罪もあるという、緊張高まる生活。
時代の流れで、南ア政府は貿易や観光産業に力を入れ、タウンシップ（アパルトヘイト時代からの黒人専用の居住区）は、少しづつですが、整えらえてきてるようです。
（茶者：コーチ浩子氏 南アStyle～ダイナミック南アライフスタイルより）』
引用情報元：
2018/2/16日本経済新聞夕刊
http://afri-quest.com/archives/12698
