行ってきました。話題のアーツ前橋へ。
片道2時間半かけて電車で前橋まで。
展示の内容の前に、箱の話を。
展示スペースのつくりがとても面白いです。
ぜひ行って体感していただきたいのであまり詳しくは書きませんが、どんどん下へ、ぐるっとぐるっと進んで行きます。
上の階へ、下の階へと、1フロアまるごと縦に移動することはよくありますが、ここのつくりは階でわけられている構造ではありません。
千葉の土気にあるホキ美術館とやや似たアプローチの仕方かしら。
ただホキは直線、アーツ前橋は円というか渦というか。
面白いところに受付(入口)があり、まず展示室内に階段があるというね。
これにはびっくりしました。
通常展示室内や鑑賞空間には階段はできるだけ排除していくはずなので。
でもね、この階段の通路のまっすぐな感じ、どこか好きだな。
直島、地中美術館のウォルター・デ・マリアの作品空間を思い出しました。
そもそもね、アーツ前橋とはなんなのか。どんな施設なのか。
そこからです。
まあ、分類をするとなると美術館(博物館)ということになるのでしょうけど、名前に「美術館」も「ミュージアム」も「~館」もなくて、「アーツ前橋」なんですよ。
「アーツ」はArtsということでいいのでしょうか。
いわゆる従来のホワイトキューブという性質をもつ「美術館」という印象は弱いです。
それは先ほど触れた階段のことがあったり、天井には空調等の配管が丸見えであったり、建物の外観からも内部の雰囲気からも、美を鑑賞するといった重々しい雰囲気はありません。
今回の白川さんの展示は、この箱の中で面白く見ることができますが、他の展示内容ではどうなのでしょう。今後の展示に注目したいところです。
先ほど述べたように従来のホワイトキューブとはどこか異なるため、作品を並べる、設置するということにも工夫が必要になってくると思います。
展示内容は白川さん(作品)のあんな面、こんな面、そんな面をいろいろ見せてもらえるかんじ。
作品数は32点ですが、おなか一杯になります。
私のお気に入りは《イエロープラン》、《3×3×3×3》、《2×2×2×2×2》です。
また、スノーボードシリーズは興味がもてました。
その他もユーモアのあるもの、思わずくすっとするもの、じっくりみて考えさせられるもの…、いろいろあります。
展示を見る前からでしたが、見てさらに白川さんへの興味と、面白い人だなと思うようになりました。
って、実はほんのちょっとですが本人に出逢えたのですけどね。
全然かざってなくて素敵な方でした。
前橋という土地へはふらっと行きにくいですが、あまり気負わずふらっと観に行ってほしい展示です。