ブロンプトンで雪の那須岳 ≪ブロンプトンで雪道へGo!≫ の続き)

 

ブロンプトンで那須ロープウェイ山ろく駅に辿り着いた。ここからは徒歩で雪の登山道を行く。建物の裏手にブロンプトンを停めて、雪山軽登山の準備を整える。

 

本日の雪山装備は、雪道用スパッツ、軽アイゼン、スノーバスケットを装着した超軽量フォールディング・ストックの三点セットである。




 

準備万端整った。いざ雪山登山へ!

 

[ルートログ]

ルート ロープウェイ駅→峰の茶屋跡避難小屋→硫黄鉱山跡(往復)

距離 5.52 km

高度上昇 368 m

平均移動速度 3.8 km/h

 

登山口に鳥居がある。那須岳がご神体なので、ここが神域への入り口ということになる。
 

 

狛犬が雪に埋まっている。積雪は1メートル以上ある。

 

厳寒期だが既に木々は芽吹きの準備を始めている。


 

登山口を出てまもなく、朝日岳の素晴らしい眺望を目にすることになった。

 

最初に目指すのは、剣が峰・朝日岳と茶臼岳の鞍部に見えている「峰の茶屋跡避難小屋」である。先行する登山者を見ながら歩いていく。

 

登山中、ジェット機のエンジンのような音がひっきりなしに聞こえていた。最初は上空を通過する航空機のエンジン音だと思っていたが余りにも頻繁である。これが実は火山の噴気孔の音らしい。

 

登山口から小一時間で「峰の茶屋跡避難小屋」に到着した。標高は1725メートルだ。避難小屋の用途は、登山者の休憩、または、緊急時の避難先である。宿泊はできない。

 

さらに登る。避難小屋から5分もかからず、硫黄鉱山跡と呼ばれる地点に到着した。標高は1742メートルである。鞍部にある避難小屋から少し登って来ただけだが、眺望が最高だ。

 

茶臼岳(標高1915メートル)の火口がこんなに間近である。

 

朝日岳(標高1896メートル)。小さくて見えづらいが、山頂に登山者が一人立っている。立ち姿的には自撮りをしているようだ。

 

那須岳で最も有名な茶臼岳の山頂はもうすぐのところなのだが、茶臼岳と朝日岳の両方を見るのに良い地点である。既にここで充分と思われる。風も強く、寒いので登山はここで切り上げることにする。

 

それでは秘湯へ向かうとするか。

 

登山口のところまで下りてきた。鳥居には先ほど無かった小さな雪だるまが置いてあった。誰が作ったのだろう。

 

大丸温泉の駐車場が見えてきた。

 

(秘湯編へ続く)