今週は暦の関係で仕事がなんとお休みの週となっている。
どっちの仕事も…。
ええんか?
だったら、色々やることはあるはず
いや、あるのである。
次のレッスンの題材を考えるのは必須なのに
ネタが詰まっているのは最近のよろしくない事情
朝うなされたのが原因か
頭がぼんやりしている。
心ってのは頭とはやっぱり別物で
知らず知らずに負荷をかけてると
こうしてあとからの回復が遅れる。
心を蔑ろにしてはいけない
まなぶ
待て、
そう前回ましゃライブに当たり、仕事も頑張るぞ~と宣言したばかりではないか
しっかりせえよ
が、だ。
無理は禁物
作品も気持ちが乗らないと作れない。
しかも先日結構大きな案件を終えたところである。
休んでもええよ、
うん
と頷きそうだが頭を横に振り
ちょっくら気合をいれるとする。
先日の作品について学んだことをここに書く。
これに当たってしまった人は
また長いのでスルーしてくださいね。
先日の案件は
「メイクボックスを花器にしてボックスフラワーを作ってくれませんか」
というご要望だった。
「ボックスはただの箱として使うだけなので
どう改造してくださってもいいです」
と
ご依頼主様からお聞きしたけど
メイクボックスは結構な大きさ
かわいいんだけど
結構レトロな昔ながらのメイクボックス
ご依頼主様は利用しなくていいとおっしゃるけれど
この箱の
空間を利用しないのはあまりにもったいない
お花をディスプレイするにも
お花の下の空間が使えないのはなぁと
頼まれてもいないのに
また余計なことをしだす
箱を開けると少しだけ物の入る薄い皿状のものと
引っかかる爪部分があるが、その部分を利用してそのまま
受け皿を利用するには
お花の高さ的に無理がある
ならば、箱を作るしかないか?
とボケボケの空間認知能力のない自分が
展開図を考えるが
ち~~んとなった。
アホな親を見かねてか
息子が展開図をサラサラと書いてくれて
こんな感じで作ればと…。
ほうほうと
そのイメージ図を参考に
厚紙に定規をあて見えない老眼で線を引く
2段構えの箱を四苦八苦しながら作り
茶色のフェイクレザーを貼ってみた(誰も~頼まれちゃいない)
ここからようやく自分の本来の仕事
私は箱職人でもなんでもない
あくまでもここからがスタート
お客様のご依頼の内容は
ピンクのコスモス、黄色い元気なイメージの花、キキョウのような凛とした花
を使用してもらいたい
バラは使用しない
イメージは元気で明るいイメージ
とのこと
真ん中部分はメッセージプレートをあとから
付けるので空白にしておいてほしい
とのご要望
イメージ写真の画像が添えられていたが
画像はバラ主体のプリザーブドフラワー
バラを入れるのですか?と
お客様とのやり取りが始まり
聞いてみるとバラは入れてほしくない
この大きさの箱をプリザーブドフラワーで埋める
となると
希望のお花を入れるには
花の種類も限られ予算は大幅に超える
アーティフィシャルフラワーが安いとは決して言わないが
(実際高いのは事実で生花より高い)
輸送のことや保存のこと花の種類を考えても
アーティフィシャルフラワーを中心にして
プリザーブドを入れるコラボ案を提案した
すべての希望を叶えたであろうものがいったん出来上がったが
冷静に見てみると
なんとなくしっくりこない
なんとなく気持ち悪い感じがする
はて?
と考えた。
客観的に見てもらいたく息子に意見を求める
(決してお花関係者でもない)
息子の一言
「なんかくすんでる」
「まとまりがない気がするなぁ」
たしかに…
そうやねん
そう
で、話してるうちに
気づいた
アーティフィシャルフラワーに
ピンクのカーネーションのソラフラワーも混ぜ込んでいた。
こんなタイプのお花がソラフラワー
カーネーションじゃなくてごめんなさい
これ自体はかわいいし
くすみブームでドライフラワーがうけてる昨今
ソラの木の皮で作ったお花はよく出回っている。
だが、今自分が作ってるアレンジの花たちとの
何か相性がよくないないのかもしれない
これが華やかさを邪魔してバラツキを感じる。
くすみの原因
そしてまとまりのなさは
・・・
花の材質
質感だった
お花の材質
アーティフィシャルフラワーの材質と
このカサカサしたソラの木の皮のお花の質感が溶け合わなかったことに気づいた。
カラーコーディネートは理解できるし
大切なことはわかる
洋服合わせも質感はきっと大切なんだろうなと思う(ダサい私が言うのも変だが)
生花の質感を意識したストラクチャーというアレンジもあるが
生花だけでなく
材質の合わせ方もアレンジにはとても大切なんだということを
今更ながら知った気がした。
結構手強いご依頼ではありましたが
うん、勉強になったわ~~。
作品作らんとあかんね
がんばるわ
と今日も宣言