昨日の午後の話です。

 

電話があったような…キョロキョロ

基本マナーモードにしているので

気づかなかった。

 

スマホを開いたら

不在着信

でもInstagram?びっくり

 

そもそもアナログおばさんなのでインスタで電話など受け取ったことはないので

???

 

でも着信相手は…

知っている方うーん

 

でもずっとご無沙汰している方なので

間違ってかけてしまったとか?

とも考えたうーん
 

2度鳴った様子なので、メッセージを送ってみた。

 

「ご無沙汰しています 今お電話いただきましたか?」

 

すると、なんと成人式の髪飾りのご相談だった。

 

成人式って?

 

9日 あさってびっくりびっくりびっくり

 

事情を聞いてみると

前撮りのお写真の時は前から写す写真だけだったので

着物と一緒についてきた

髪飾りで十分間に合ったのだけれど

 

いざ美容院での

打合せ段階で髪飾りが足らないと発覚!!

 

美容院で購入できるかと思っておられたお嬢様、でも美容院では購入できないと知り

お家に帰ってお母様にお話しされたとのこと

 

美容院ではユーピンでテープ巻いて作ったらいいと

簡単に言われたようだがぐすん

 

そんなこと言われても…。(かわいそうに…だと思う)

 

当のご本人は半ば諦めかけていたらしいが

親子で手を尽くしてみようと

お母様はお嬢様にそう言ったらしい。

 

その時にお母様の脳裏に浮かんだのは

私、だったそうだ。

 

実はこのお母さまとの出会いもInstagram

自治会館の教室のお問い合わせからだった。

 

教室のことからメッセージのやり取りが始まり

教室の参加を考えておられた矢先

 

実家のお父様が重いご病気だとわかり

動揺しておられるご様子だった。

 

自分も親の介護を終えたばかりの時、動揺されるご様子が気の毒でならず

なんとなくお話をきいているうちに

たくさんのやり取りが始まった。

 

ある時その方が

ベビーシューズのアレンジレッスンに

わざわざペタルの教室まで来てくださった。

 

亡くなられたお父様が

新しく歩むための靴として四十九日に

お供えにしたいとの事だった。

 

メッセージはたくさんやり取りしたのに

時間がなかなか合わなくて

その日初めてペタルのレッスンでお会いした。

その日もたくさんお話しした記憶がある。

 

でも

その後もお会いできずじまい

一回きり、たった一回きりお会いしたその方が

 

困ったと思ったときに

私が過去にこうしてテープを巻いてワイヤーをかける

とレッスンしたことを思い出されたとのこと

 

明後日のことなので

どこにも頼めなくて…

と…。

 

メインのお花はあるけれど

細々したお花がなくてこれだけでは足りなくてとのことだったので

 

「お引き受けできますよ」と

 

お答えした。

 

「メインの髪飾りと

お着物の画像をすぐ送ってください

何とかできますから」と電話を切った。

 

正直なところ、長年の経験から大方のことは見当もつくし

 

着物の色とメインの髪飾りとのバランスさえ合わせられれば

何とかできるのである。自分としてはそんなに難しいことではないのである。

 

写真を待ったが

画像が来ないなと思っていたら

 

ちょっとして

また電話が鳴った。

 

どうやら親子で緊急事態に同時であちこち手配したことで

お嬢さんが知り合いの方から髪飾りを借りることができそうだとのこと

だった。

 

お母様はすみませんと謝られていたが

 

見つかったならそれに越したことはない照れ

 

「一生に一度の大切な成人式

悔いのないようにしてください

それでももしこれがあったらというものがあれば

遠慮なくいつでも連絡ください」と

お話を終えた。

 

結果お役に立つことはなかったが

不安に駆られている時

どうしようと思ったときに

自分を思い出してくださったことが純粋に嬉しかった照れ

 

そしてほんの一瞬でも

その不安を

 

大丈夫ですよと

言ってあげられたことが

自分がその人の心を軽くできたのかなと思うだけで

とても嬉しかった。

 

明日成人の日をお迎えになる皆様

思い出に残る大切な日にしてくださいね。

 

 

あっ、そうそう、こういうお花のお困りごと

たぶん

なんらかのお役に立てることがあるかと思います。

 

どうしても無理なことはお断りするときもありますが

思い出したら

お声かけくださいね。

 

偉そうですが、年食ってる分、経験だけはあるので

何とかできるんじゃないかなと思います。