2013.2.10~11 WDSC主催セミナー
「生理的下顎安静位の咬合採得法」 TMDの診断と治療、予防のための基準となる咬合位 講師:安部井寿人先生 東京かみ合わせ治療研究所
■咬合の歴史
・1920年代 McCollumのGNathologyができた。
それに基づいて、顎運動を機械的に再現すること→咬合器の発達、パントグラフ(グレンジャー:McCollumの弟子)、HingeAxis中心、
アメリカの機械文明。この考えが1950年代頃にピークだった。
・1970年代からナソの矛盾点が色々な所から挙ってきた。
・GNathologyの矛盾点
1.顎関節だけが咬合を支配しているのか
2.中心位が不明瞭:再現性や終末の問題
3.パントグラフは限界運動の軌跡でしかない
4.咬合は機械t系に再現できるのか
5.筋の整理を考慮していない
6.顎運動の主役は筋肉では??
→この考えから Jankelsonの「ニューロマスキュラー理論」ができた。
当時マイオモニターを用いて義歯の印象などを行っていた。咬頭傾斜角30°だったので顎位が合わないとすぐに干渉を起こすが、この方法で作製された義歯はあまりそういったことが起こらなかった。ので「いい」とされた。
■ニューロマスキュラー理論 Neuromuscular Orthotics
http://www.ultimateaesthetics.com/neuromuscular_tmj_therapy2.html
ここに載ってる。
考え方のルーツとして
「The Physiology of the Stomatognathic System J.A.D.A,1952
1.シネラディオグラフィー : 咀嚼運動の観察
2.金属冠と矯正用バンド : 歯牙接触の有無
3.アコデオンジャバラによる開閉運動の記録
[PPT]
Physiology of stomatognathic system.pptx
■下顎は歯牙によって上顎に固定される
円板の前方転位 → 外側翼突筋の上腹が大事
■下顎のトルク
1.Roll、2.Pitch 3.YAW 、補綴物を装着した際に特に人はそこで噛もうとする。その時にトルクに不具合が生じると関節二負担がかかる。
■先生の考え
・咬頭嵌合位と生理的下顎安静位が一致していないので、ちゅう
■治療法
1.一次治療:下顎の位置を神経禁忌抗が定める生理的範囲内に安定させる。
オーソシス使用する。
2.二次治療:オーソシスを使用しなくても下顎安静位の範囲内に維持し、
咬頭嵌合させて安静を保ちながら機能できるように咬合を再構成することを目的とする。
■オーソシス Orthosis
・体の成形を目的とした整形外科学的な治療器具または装置
・体の部位的関係を整えて機能を改善する
・体の可動部分を支持し整え、変形を防ぎ、機能を改善する
■評価法
・疼痛強度指数と症状を点数化したもので 指数を出す。
・先生の診療所で半年以内に改善がみられたのは50%。
大体はFase1で。
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2日目
■TENS(Transcutaneous Electric Neural Stimulation):経皮的神経電気刺激
パルス周波数:高周波:100-150pps、低周波:2~10
マイオモニター:0.67pps
・自動的に筋肉収縮/弛緩を繰り返させる→反複することによって安静になる
【目的(歯科)】
1.顎関節機能不全
【効果】
・筋肉から代謝産物をポンプ作用で排出する
・血流と酸素供給を増加させる
・筋の代謝を嫌気性から好気性に転換する
・エンドルフィン効果
https://ssl.alpha-prm.jp/butsuryou.jp/denki/teisyu/teisyu_main.html
http://www.rams-marks.jp/category/item_detail/htens
筋神経機構のリラクゼーション
(筋の緊張の緩和、スパスムスからの開放)
歯牙の噛み合わせから受ける好ましくない筋肉記憶からの開放
(条件付けられた筋固有反射と筋肉記憶(ENGRAM)からの解放)deconditioning
不随意的な等張性筋収縮で一過性の挙上を起こさせる
(最小のエネルギーで起こる下顎の挙上)
先生は鎮痛効果に対してはあまりきたいしていない(ゲートコントロールセオリー、オピオイド媒介理論)
■第Ⅴ、第Ⅶ脳神経刺激
・下顎切痕部で三叉神経を刺激する。同時に顔面神経も刺激する
■マイオモニターの歴史
1962~1964年の論文、 Dixon HH,DickelHA,J 1967
筋電図と化学物質の分析から得られた事件の結果によれば、疲労した筋がそのエネルギーを回復するためには1分間に60回の割合で軽い自由な筋収縮を行う事が有効であり、電気刺激によって筋の疲労によるスバズムを軽減する故音が可能である。
今は40回
JankelsonがF.D咬合採得に用いた。
■禁忌
・ペースメーカー(デマンド型)、側頭動脈炎、妊娠中、頭頸部悪性腫瘍
■マイオモニター刺激に対する3段階の反応
1.患者が軽い電気刺激を感知する段階
2.第七脳神経領域の筋収縮を確認できる段階
3.最初の下顎の挙上運動を触診する段階(臨床的閾値)
この閾値は年齢によって挙る、体格によっても異なる。
■トルク
・下顎のトルク調整は「不随意的な筋収縮」によってのみ可能である。
・随意的に咬合すると本当の早期接触は検出できない。
最初に本当の早期接触にあたり、その後トルクがかかる。
マイオモニターだと500msecしか接触しないので最初の部位だけが分かる。
■方法
・背もたれは使用せず、正しい姿勢でマイオモニターを行う。マイオモニターに強い威力?はないので頭位が大事。
【K7 顎運動追跡記録装置(CMS:Computerized Mandibular Scan)】
・筋電図検査を含めて通常10個の検査項目があり、TENSと併用することで発揮。
■Golden Vertical (2001 LVI)
・Leonardo da Vinci、 1 to 1.618
■「TENS and take a bite!」クレイトンA,チャン
最後に「湯でガエル」

