叫びたい。だから

叫んでみようと思う。


心のモヤモヤを

取り除きたいのだ。







言葉を話したい。

私は言葉を話したい。


台詞

せりふ

セリフ


そんなの

ただの文字に過ぎない。



読んだところで

言葉になんてならない。


ただの文字の羅列だ。



言葉を話したい

会話をしたい。

そして

それを楽しみたい。




なのに。

なのに。



段取りだけの芝居なんて

つまらない。



相手のセリフをちゃんと聞き取らないで

練習してきた

自分のセリフを

言おう言おうとしている。



相手の言い方で

自分の言い方も変わるはずなのに。



それに日常話しながら

歩いたりするのに

板に立つと

不自然な動き方をする。


しゃべるたんびに

1歩づつ前に出たり。



目的物をちゃんと見ないで

発見したり。




そんなことをするんだったら

ロボットに

マニュアルを打ち込んで

やらせればいい。


カセットにセリフを

録音して

流せばいい。


これは、

今年の2月に

芝居の先生が言っていた言葉だ。



「聞きたくないなら聞くな。」

「話そうと思わないならしゃべんな」


...........トラウマです。






人。


人間だからこそできる

モノを作りたい。



セリフを渡されて

叩き込んで

その人となり


セリフを捨てて

言葉となり


相手の言葉を聞き取って

自分の言葉を言う。


体勢

感情

空気

声質

音量

間合い

距離感



それに対して反応する。


これなんだ。



これが

舞台上に存在している

ってことだと思う。




私もまだ足りない。

でもひるんでられない。




突き抜けたいのだ。

どぉんといくのだ。













そして

負けない。