カルトナージュっぽいラッピング♪ | カルトナージュ ブリランテ ブログ

カルトナージュ ブリランテ ブログ

カルトナージュは厚紙を成形したものに
紙や生地を貼って仕上げた作品で、フランスで生まれ、
ヨーロッパ各地に広がっていった伝統工芸です。


パリでラッピングとディスプレーの教授をなさっている

マダム・マルティーヌ・ベルテの東京特別講習会に参加しました。


毎年"フランス文化を識る会"が企画される講習会で、

いつも有名な先生がフランスから来日されます。


パリのお菓子屋さんはラッピングにこだわったお店が多く、

ボンマルシェの近くのボンボンのお店なんて、ホントにかわいい。

オーナー自らラッピングを工夫していらして、

Boxやかごを包んでデコレーションするのはもちろん、

時にはBoxから作って生地を貼ってー。

こうなるとカルトナージュの世界。

様々なラッピングのお菓子が おしゃれなディスプレーでウィンドーに。

立ち寄ると思わず買ってしまい、帰りの手荷物が増え~~。


コンテストで数々のメダルをお持ちのマダム・ベルテも

ブルゴーニュ地方の製菓店のオーナーなのだそう。


朝から夕方までの講習はあっという間に過ぎ、

プレゼンテーションって大事だってことを改めて実感!

延び延びになってるカルトナージュの作品展のために、

ディスプレーの講義も貴重な時間でした。


画像のシャポーもほとんどカルトナージュ。

ふたを取ると中にお菓子がー。

他に実習したラッピングもワイヤーネットを使ったり、

デコレーションパーツを1から作ったり。


オリジナリティーが重要なのはどこの世界でもー。

ウイーンのお菓子のラッピングもすごいと聞いたけど、

ヨーロッパのラッピングに対する力の入れ方は日本と違う~。

私はラッピング協会のギフトラッピング・和風ギフトラッピング・ デコレーションラッピングの講師で、

以前は沢山クラスがありました。

今はカルトナージュのクラスの比重が高く、

コーディネーターや講師の資格をとりたい方の指導と

企業やお店のアドバイスをさせていただいています。


ラッピングとカルトナージュは包む(くるむ)という共通点があって、

京都のお干菓子が和紙を貼った小さいたんすに入っているように、

これから日本でもカルトナージュっぽい凝ったラッピングが 増えると楽しいなと思っています♪