第一話 片葉の葦
二人のうちの一人の心にしか残されていなかった思い出を表すように、片側だけに葉をつける−−−−(40頁より抜粋)
第二話 送り提灯
送り提灯だ。急に、そうと気づいた。(51頁より抜粋)
第三話 置いてけ堀
「置いてけ堀か。拉致もねえ怪談話、せいぜい狸でも悪さをしているもんと思っていたがなぁ」
(67頁より抜粋)
第四話 落葉なしの椎
「落葉なしの椎だと?」 (95頁より抜粋)
第五話 馬鹿囃子
『あんた、馬鹿囃子聞いた?」 (143頁より抜粋)
第六話 足洗い屋敷
「そのなかに、〈足洗い屋敷〉というのがあるの」 (174頁より抜粋)
第七話 消えずの行灯
「そうだよ。あんたは知らないかね。本所の七不思議というやつを。なに、他愛ない話の寄せ集めだが、そのなかに『消えずの行灯』というのがある」(225頁より抜粋)
※久しぶりに宮部氏の作品を読んだ。やはり面白い。ついつい、読み勧めてしまい、孫がおしっこを撒き散らしたことを見過ごしてしまった。
※”越生寒梅”を検索したら出てきた。