和久田正明:牙小次郎無頼剣 恋小袖 | 無頼庵の独り言

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 「源氏物語」において、光源氏が葵上をとむらう喪服は、紅の花で染められた下襲であったが、小次郎もそれに倣ってか、今宵は朱色の小袖を着ていた。(274頁より抜粋)

 

※本巻はサブタイトルが話のいずれかでは無かった。以前にもあったように思うが、和久田氏としては珍しい。9頁に”濃紫の小袖”とあったので、まさか洒落たのではと思ったが、最後に近づいて本命?が出てきた。さて、悲しいのは小夏だ。次巻ではどうなるのだろうと思ったが、次がない!